2012年7月9日月曜日

■30代後半の未婚女性25万人、婚活も困難  本紙、統計庁人口調査分析


30代後半の未婚女性25万人、婚活も困難  本紙、統計庁人口調査分析
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/07/08/2012070800083.html
2012/07/08 07:58 朝鮮日報

 36歳の公認会計士イさんは就職後、結婚を先送りにしていたところ、気が付いたら30代半ばになっていた。そろそろ結婚しようという気になったものの、相手を探すのは容易ではなかった。3、4歳年上の男性のうち、気になる人たちはすでに結婚しており、未婚の男性はイさんよりも若い女性を望んでいた。

 現在30代後半(35-39歳)の未婚女性は、今後50代前半までに10人中2.7人が結婚すると見込まれる。つまりこれは、30代後半の未婚女性のうち72.8%が50歳までに結婚できないということになる。50代前半までに結婚できない場合、生涯配偶者を得ることができず、一人暮らしを続けるケースが多くなる。本紙が21日、統計庁の人口センサス(国勢調査に相当)と人口動態(婚姻数、死亡数など)などを分析した結果、30代後半の女性は、2010年の時点で8人中1人(12.6%)に当たる25万4000人が未婚のままでいると推算された。そのうち18.5%は40代前半までに、27.2パーセントは50代前半までに結婚すると予想される。

 現在、韓国の30代後半の未婚女性(結婚経験がある人を含む)のうち、50歳を過ぎても結婚しない人は18万5000人(11人中1人)程度だと予測されている。

 このように婚姻率が低くなっているのは、女性が30代後半になると、結婚できる割合が急激に低下するためだ。実際、昨年結婚した女性25万8600人のうち30代後半は1万2700人、40代は2400人にとどまった。

 専門家は「妊娠などの問題を考慮し、男性は結婚相手として年齢の高い女性を避ける。さらに30代の未婚女性は大卒者が多く、それにふさわしい相手を見つけるのが難しいのも婚姻率が低下している理由だ」と分析している。

 同じく、30代前半の女性たちも、結婚するのは容易ではないようだ。現在、30代前半女性のうち、29%に当たる53万4000人が結婚していない。50代になっても22万人以上が未婚のままでいると推算されている。これは、30代前半の女性8人中1人(12.1%)が生涯結婚しない可能性があるということだ。

 ソウル大学保健福祉大学院のチョ・ヨンテ教授は「以前とは異なり、最近の未婚女性たちは高学歴、高所得者が多いため、条件に合わなければ自らシングルライフを選択するケースが増加している」と話している。

 30代後半の未婚男性(現在57万4000人)もまた、50代になっても32万3000人が未婚のままでいるとみられている。現在未婚の男性のうち、半数が50代前半になっても結婚できないというわけだ。30代後半の生涯未婚率(50代までに結婚しない人の割合)は13.9%(28万6000人)と推定されている。さらに30代前半の未婚男性の生涯未婚率は16.8%(31万5000人)と、30代後半よりも上昇すると予想されている。彼らに関しては、新生児数が90万人台を突破した時期に生まれた一方、彼らより少し年下の女性はむしろ少なく、結婚が困難になっている。

 保健社会研究員のイ・サンニム副研究委員は「非婚者の増加は出産率にも悪影響を及ぼし、一人暮らし世帯の増加は老後の孤独死や貧困など深刻な社会問題を引き起こす恐れがある」と話している。



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