2012年7月18日水曜日

■世界基準の出張管理支援サービスが日本上陸=日本旅行・アメックス


世界基準の出張管理支援サービスが日本上陸=日本旅行・アメックス
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0717&f=business_0717_161.shtml
2012/07/17(火) 16:55

 日本旅行・アメリカン エキスプレス(東京都墨田区、代表取締役社長:竹村章美)は7月11日、東京・恵比寿で行われた「2012ジャパン・ビジネス・トラベル・フォーラム」の会場で、同社が7月から事業法人を対象とした新サービス「グローバル・アドバイザリー」の提供を開始すると発表した。アメリカン・エキスプレスが持つ世界中のビジネス・トラベルに関するデータなどを活用し、出張経費の最適化、効率的な出張プログラムの策定などについてコンサルティングする。

 記者会見したアメリカン・エキスプレス・カンパニーのグローバル・ビジネス・パートナーショップ&プレミアム・サービシズ上席副社長のハーブ・セドキー氏は、「グローバル・アドバイザーは、世界市場で昨年1年間に12億5000万ドルの出張経費削減の効果を上げた。海外出張の経費節減に取り組む日本企業の出張経費の効率化に貢献したい」と語った。

 「グローバル・アドバイザリー」は、ニューヨーク、パリ、ロンドン、スウェーデン、シドニー、シンガポールなどを拠点にして世界のグローバル企業にサービスを提供している。このタイミングで日本企業へのサービスを開始するのは、「日本企業の出張に対する意識が変わってきた」(日本旅行・アメリカン エキスプレス代表取締役社長の竹村章美氏)ことを大きな理由にあげた。「従来は、出張はビジネスを円滑に進捗させるための必要経費と考えることが一般的だったが、近年では出張を投資と考え戦略的に取り組む企業が年々増えている」(竹村氏)という。

 「グローバル・アドバイザリー」の具体的なサービス項目は4点。(1)調達戦略:ホテルやレンタカーなどを最適な価格で調達する、(2)ビジネス・インテリジェンス:最新の市場分析レポートなどによって、企業の出張に関わる支出を見直す、(3)チェンジ・マネジメント:出張規定、予約方法の見直しなど最適な出張プログラムを提案、(4)プロセス・コンサルテーション:経費清算などについてテクノロジーを活用して管理者や出張者に効率的な出張プログラムの仕組みづくりを支援する。

 アメリカン・エキスプレスでは、「各企業のニーズに合わせて、一部のサービスだけを部分的に提供することも可能。手数料体系はサービスの提供形態に応じて柔軟に設定し、当社が提供したサービスによって生まれる付加価値の一部に相当する程度の手数料になっている」(セドキー氏)という。

 「海外の企業が戦略的な出張プログラムを使って、出張の頻度が高いわりには出張経費を低く抑えていることを考えると、日本企業の出張経費は大きく削減できる余地がある。グローバル競争が一層激しくなる中で、出張経費の効率化はひとつの経営課題」(竹村氏)として、特に海外出張の頻度が高い大企業を中心に積極的に検討を働きかけていく計画。

 また、日本企業はグループ企業などに旅行代理店を設けている形態も少なくないが、「インハウス代理店と協業によって、より効率的な出張プログラムを提案することにも積極的に取り組んでいきたい」と、日本企業向けにカスタマイズしたサービス展開を進めるとしている。



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