裕福家庭の中国女子は熱烈な日本アニメファン “便利な”視聴環境
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0817&f=national_0817_018.shtml
2012/08/17(金) 11:31
中国女子の生活実態白書2012 第8回
中国で行ったインターネット調査で、中国消費者に「日本のアニメは見ますか?」と聞いたところ、男女の全体平均で「よく見る」が35.1%、「見る」が44.2%となった。単純な比較はできないものの、日本食の好き嫌いで、「非常に好き」が18.6%、「好き」が46.0%だったのと比べると、いかに中国消費者が日本アニメをよく見るか、日本アニメが好きかがうかがえる結果となった。
中国女子だけで見てみると、「よく見る」が36.9%、「見る」が44.8%。日本食ほど、男性との違いは出ていないが、日本食の好き嫌い同様、やはり女子の方が、日本のアニメをよく見ている傾向が読み取れる。また、中国女子に限らないが、この設問では「どちらとも言えない」という中立的な回答が極めて少ない(中国女子だけだと3.4%)のも特徴的であり、これも日本食の中立的回答(同20%程度)と対照的。それだけ、「見る」という回答に集中したとも言える。
18―22歳という学生層中心の中国女子だけでは、「よく見る」が43.2%に達している。学生に限ってみると、44.6%。ワーキングウーマンの代表、外資系企業に勤める中国女子でも43%に達している。職業に関わらず、日本のアニメがよく見られていることが分かる。家庭月収2万元(約25万円)以上という裕福層の中国女子では、この数値が実に53.5%にもなっている。
インターネット環境さえあれば、中国に豊富にある動画サイトにおいて、字幕付きの日本アニメがしっかり整備されている。日本においても一般的にはそれほど有名ではないと思われる日本のアニメに関しても、ほとんど日を置かず字幕付きでアップロードされているような状況だ。百度(Baidu)の動画検索では、日本アニメの中国語タイトルを入れると、1話から最終話まできれいにインデックスされ、各動画サイトへのリンクが張られている。版権の処理が行われていないケースが多いともされ、問題もあるが、ユーザーにとっては非常に便利なのは確かだ。
そのような環境のため、日本アニメのファンは中国において極めて多く、一説によればそのキャパシティーは中国においても極めて人気の高いとされる韓流ドラマ市場を凌駕するとも言われている。韓流ドラマがどちらかといえば女性がターゲットになっているのに対して、中国においても日本のアニメは男女問わず愛されている。
調査は、中国消費者に対するインターネット調査で、2012年7月に行われ、有効回答数は男性1000人、女性1000人。中国女子の生活実態を明らかにするために行われたもので、男性の回答は比較参考するために収集した。サーチナ総合研究所
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