2012年度の米国財政赤字、4年連続で1兆ドル突破
http://jp.wsj.com/US/Politics/node_528978?mod=WSJFeatures
2012年 10月 13日 12:12 JST
【ワシントン】米財務省が12日発表した2012会計年度(11年10月‐12年9月)の財政収支は1兆890億ドル(約85兆円)の赤字となり、4年連続で1兆ドルを突破した。11月選挙でオバマ大統領かロムニー共和党候補のどちらが勝っても、その後の任期4年間の財政運営は厳しくなることを浮き彫りにした。
11年度の赤字額、1兆2970億ドルと比べると16%減少した。また、12年度の赤字額は国内総生産(GDP)比約7%となった。オバマ政権発足後では最低の比率となったが、第二次世界大戦以後の歴史の中では依然高水準となっている。
大統領選挙では財政支出のあり方が重要な争点の一つとなっている。オバマ、ロムニー両氏とも政府債務が過多になっているとの認識は共通しているが、その解決策については対立している。
ロムニー候補は、歳入に中立な税制改革と成長を促すような財政支出削減を通じて債務問題に対処することを主張している。
これに対しオバマ大統領は増税と支出削減の組み合わせによる問題対処を志向している。ホワイトハウスのジェフリー・ザイエンツ行政管理予算局(OMB)副局長は同日の声明で「富裕層にその財に見合った負担をお願いして歳入を増やすことや、さらなる支出削減を含んだバランスのとれた財政赤字削減策を作るのに、米議会は政権と協力する必要がある」と述べた。
12年度の財政支出は前年度比1.7%減少し3兆5380億ドルだった。医療保険と社会保障、軍事防衛費が全体の3分の2を占めた。また、国家債務の利払いが財政赤字額を2224億7000万ドル膨らませた。
一方、税収は前年度比6.4%増加し2兆4490億ドルだった。個人の所得税が前年度の1兆910億ドルから1兆1320億ドルに増えた。
一方、法人税は2422億9000万ドルと前年の1810億9000万ドルから大幅に増加した。設備投資控除が期限切れするなどの税制細則の変更が大きな要因だが、企業利益の改善も税収増に一役買った。
記者: JEFFREY SPARSHOTT And TOM BARKLEY
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