「日本に環境の技術ある」に“意見三つ巴”=中国版ツイッター
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0225&f=national_0225_047.shtml
2013/02/25(月) 17:17
中国メディアの「金融家」が、中国版ツイッター「新浪微博」のアカウントで、日本の木寺昌人駐中国大使の「日本はかつて、深刻な環境問題に直面したが克服した。日本の経験と技術は中国にとって有益だ」との発言を紹介した。同発言について、環境問題について日本に学ぶべきとの意見が寄せられたが、反論もある。日本に関係なく、中国の環境問題の深刻さを指摘する声もある。
「金融家」は「私が北京について1カ月だが、スモッグがもう何度もあった」、「日本はかつて、円借款で中国に協力した。中国は石炭を天然ガスに転換する設備を導入することができた」、「日本の民間人が、中国各地で植樹運動を展開している」などと木寺大使の発言を紹介した。
「深刻な環境問題を過去に克服した日本の経験と技術は中国に有益」との木寺大使の考えに対して、「そのとおり。他人の先進技術を学習することはよいことだ。理性を多く、情緒を少なくせねばならない」、「同意する。どんな国も対抗するより協力する方が有意義だ」、「両国の民間組織は太いパイプを保って交流せねばならない」などの意見が寄せられた。
木寺大使の発言に対する意見表明としては、賛意を示す人の方が多い。ただし、「小日本が我々にまともなものをくれるのかね」などと、発言の真意を疑い、裏に何か魂胆があるに違いないとの見方を示す人がある。
中国の微博などでは、日本と関連する書き込みがあると賛否両論のコメントが“炎上状態”になることが多い。ただし、本件については、日本に対する見方に触れることなく環境問題を論じるユーザーも目立つ。
「1年365日の大気汚染の99.9%の原因は、年越しの爆竹じゃないぞ」、「中央電視台(中国中央テレビ)みたいな大手メディアが意図的に、スモッグのと年越しの爆竹を一緒くたにして放送している」などといった意見が多い。
中国では2013年になってから、広い範囲で深刻なスモッグが何度も発生している。2月24日は旧暦の1月15日に相当する元宵節で、多くの人が爆竹や花火などで正月期を「盛大に締めくくる」伝統がある。
北京市などでは同日、深刻なスモッグが再び発生した。中国では多くのメディアが、爆竹や花火が大気汚染の原因と報道した。
ツイッターの書き込みを見る限り、かなりの数の中国人が当局やメディアの「24日には、爆竹や花火がスモッグの原因になった」との説明を信ず、「環境対策の失敗の言い訳にすぎない」と考えているようだ。
日本に対する見方とは関係のない書き込みが多いことは、中国人がいかに環境問題を深刻視しているかの証左とも言える。
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