2013年2月28日木曜日

■【米国ブログ】日本の自動販売機「消費者心理を上手に掴んでいる」


【米国ブログ】日本の自動販売機「消費者心理を上手に掴んでいる」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0228&f=national_0228_006.shtml
2013/02/28(木) 09:44

 日本に滞在中の米国人女性が、日本文化に関する情報を発信するブログ「tokyowriter」で、自動販売機についてつづっている。

 筆者は、日本の自動販売機は多様で感心することが多いと述べた。ほとんどの自動販売機は、欧米と同様で一般的な飲み物を売っているが、サービス面で異なるようだ。まず、飲み物にはホットとアイスがあり、冬になると温かい飲み物が売られるというシステムが素晴らしいと語る。

 さらに、酒やビールを売る自動販売機があるのに驚いたという。しかも、「IDを見せる必要がないのが、日本らしい」と語った。一般的に日本人は規則を守る傾向にあるので、未成年がアルコール飲料を買わないという前提のもとで売られていることに驚いたようだ。

 また、多くの自動販売機が共通電車カード「Suica(スイカ)」を使用できる。カードには電子マネー機能もあり、商品代金の支払いに利用できるのは便利だと感じた。「訪日した新しいもの好きの友人は、日本では、自動販売機をはじめとして多くのものが機械化されていてとても面白い」と興奮していたという。

 一方、東京に住む筆者の友人は、親がいざというときに子供を黙らせる手として、おもちゃの自動販売機「がちゃがちゃ」があると紹介していたという。「おもちゃの自動販売機がなぜ日本にこんなにたくさんあるのか疑問」と述べながらも、試してみたところ、「とにかく緊急の手段として有効だった」と実際に効果があったようだ。

 スキー場で見つけたファストフードの自動販売機も、気が利いていたという。「1分も無駄にしたくないスキーヤーにとって、昼ご飯をきちんと食べるより、一口で食べられてエネルギーになるファストフードの方がうれしい」と消費者心理をうまく掴んでいると伝えた。

 たこ焼きやフライドポテト、おにぎりにホットドッグなどが、24時間いつでも食べられるという点も気に入っているようだ。しかし、衛生面については、「食品が新鮮かどうかについては分からないが、日本に住んで日本人を知る限りでは、食品は毎日管理されていると信じている」とも述べる。

 日本ではさまざまな場面で自動販売機が活用されており、サービスや機能面でも行き届き、砂糖やミルクの量を細かく設定できるものや、話せる自動販売機などもある。確かに、日本のような自動販売機は他国ではほとんど見られないためか、外国人にとってはめずらしく感じるのかもしれない。



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