2013年2月25日月曜日

■癌の村が200以上…地下水汚染で高い癌発症率=中国


癌の村が200以上…地下水汚染で高い癌発症率=中国
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0225&f=national_0225_031.shtml
2013/02/25(月) 12:43

 新京報は24日付で、中国の200を超える村で地下水の汚染などが原因で高い癌(がん)発生率が観測されたと発表した。

 地下水の汚染が癌の発生率増加と畜類の不妊を招いているという報告が中国各地から寄せられているほか、中国環境保護部も環境汚染によって癌発生率が高い村の存在を認めている、また、最近ではインターネット上で、「中国癌症村地図」が注目を集めた。

 一部の地域では汚染が水道水にまでおよんでいると言われており、中国国土資料部によれば、遼寧省のある地域では汚染水の排出によって地下水が汚染され、付近の村で160人が死亡した。

 また別の地域では地下水の深刻な汚染によって1日辺り51万立方メートルの水資源を廃棄せざるを得ない状況となっているほか、北京市では地表に近い地下水から発癌性のほか催奇形性の恐れのある物質も検出されており、同様の物質は中国東部地域の地下水にも存在していると考えられている。

 地下水汚染の隠蔽(いんぺい)は監視が難しく、発見された時にはすでに深刻な結果を招いていることが多い。2000年から12年にかけて中国国土資源部が全国195の都市で地下水を測定した結果、97%の都市で地下水の汚染が確認され、40%の都市で汚染の悪化が確認された。




中国各地に“癌の村”…「日本の核汚染よりひどい」=重金属問題
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1014&f=national_1014_047.shtml
2011/10/14(金) 10:07

 中国各地で、癌(がん)などの多発地域が存在する。発症・死亡率が大幅に上昇し、多くは45歳前後で死亡する。主な原因は重金属などによる土壌汚染とみられる。「日本の核汚染より、よほどひどい」と話す住民もいる。中国新聞社が報じた。

 湖南省国土資源規画院基礎科研部の張建新主任によると、同省住民7万人の25年間にわたる健康記録を調べたところ、1965年から2005年にかけて、骨癌や骨に関係する病気の発生率が上昇傾向にあった。重金属が深刻な株洲地区住民の血液や尿に含まれるカドミウムは通常の2-5倍に達した。

 内モンゴル自治区河套地区の地下水は砒素(ひそ)などで汚染されている。砒素中毒患者は2000人を超えた。砒素中毒者が多い地域では癌を発症して死亡する人が多い。

 同自治区フフホト(呼和浩特市)のトクト県一帯では、フッ素中毒が深刻だ。住民のほぼ全員に中毒症状がみられる村も複数ある。

 包頭地区では、穀物から希土類やフッ素が検出された地域がある。地下水が原因と考えられ、血管関係の病気、癌、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)が多発している。10歳になっても、歯が1本も生えない子どももいる。

 遼寧省の錦州市や葫蘆島市では、土壌がカドミウム、鉛、亜鉛が汚染している。汚染源は亜鉛の精錬所で、従業員の間で「イタイイタイ病」は、「普通に見られる病気」という。

 中国では、難病の多発地域が「癌の村」、「死亡村」などと呼ばれている。ほとんどの場合、土壌や地下水の汚染が原因と考えられている。現地当局は実態をよく把握していないので、たとえ発表したとしても「漠然(ばくぜん)とした表現にとどまっている」という。住民も慣れてしまった。「対策を何度も求めても、結局は何の反応もない」からという。

 騒いでも状況は改善されず、土壌汚染や地下水の汚染で難病が多発している事実が広まると農産物や家畜が売れなくなるので、「外部には知られたくない」と考える農村部住民もめずらしくない。

 遼寧省葫蘆島市に住む劉鳳霞さんは今年2月2日、夫を亡くした。46歳だった。劉さんは「日本で(原発事故による)核汚染が発生したとのニュースを聞いた時、だれも恐ろしいとは思わなかった。ここの汚染は、日本よりよほどひどい」と述べた。




工業汚染“死亡村”住民に「臭い虫を生食」の民間療法=雲南
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0816&f=national_0816_077.shtml
2011/08/16(火) 11:15

 雲南省曲靖市陸良県では、工場がクロムなど重金属を含む廃棄物を不法に投棄したため、周辺地域で深刻な汚染が発生している。同県興隆村では、がん患者が異常に高い率で発生しているが、「臭虫」と呼ばれる昆虫を生で食べる民間療法が広まり始めているという。中国新聞社が報じた。

 陸良化工実業公司が、クロムなどを含む廃棄物5000トン以上を不法投棄して、周辺に汚染が広まった。同県興隆村では毎年少なくとも6、7人ががんで死亡しているという。がんの異常に高い発生率で、同村は“死亡村”などと呼ばれるようになってしまった。

 同村のがん患者の間では、がんの症状を緩和できるとして、現地で「臭虫」を食べる民間療法が広まりはじめた。写真は同村住民の王建有さん。王さんも肺がんを患っており、「臭虫療法」を伝え聞きいたので1日50匹程度を食べているという。



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