2013年2月26日火曜日

■K-POP、日本で110億ウォン稼ぐ


K-POP、日本で110億ウォン稼ぐ
音楽著作権協会、昨年の収益集計
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/02/25/2013022500822.html
2013/02/25 11:02 朝鮮日報

 韓国ポピュラー音楽界が日本で稼ぐ年間著作権収益が100億ウォン(約8億7000万円)を超えた。

 韓国音楽著作権協会(以下、音著協)は「昨年、日本音楽著作権協会(JASRAC)を通じて受け取った著作権使用料を計算したところ、110億2900万ウォン(約9億5700万円)との集計が出た。史上初めて100億ウォンを突破した」と24日に発表した。

 これは、日本のテレビやラジオ、コンサート、飲食店などでK-POPが放送・公演・歌唱されることで発生した「作品使用料」が1年間で110億ウォンに達したという意味で、同期間中に韓国国内で発生した音楽著作権料(1115億7300万ウォン=約96億8300万円)の10%に達する額だ。

 日本国内の韓国音楽著作権収入は2009年24億ウォン(約2億1000万円)、10年35億ウォン(約3億380万円)、11年94億ウォン(約8億1600万円)と急激に増えている。だが、その一方で音著協を通じ昨年JASRACに支払われた韓国国内の日本の音楽使用料は3億7000万ウォン(約3200万円)で、前年の4億ウォン(約3500万円)に比べ3000万ウォン(約300万円)減った。音楽著作権料だけで言えば、韓国は約106億ウォン(約9億2000万円)の黒字を出したことになる。

 専門家たちは「1998年に日本の大衆文化が開放され始めたとき、韓国のポピュラー音楽市場は日本のポピュラー音楽に占領されるのではないかと懸念されていたが、今や韓国のポピュラー音楽が日本の市場を攻略し、多くの収益を上げていることが象徴的に示されている」と話している。

 「音楽著作権料110億ウォン時代」をリードする主役は放送で、著作権収入全体の75%を占めた。このほとんどがドラマ挿入歌の著作権料だ。昨年、日本の地上波テレビ局で放送された韓国ドラマは『イ・サン』(NHK)、『ラブレイン』(フジテレビ)、『ドリームハイ2』(TBS)など28本で、BS・CS放送局まで合わせると約70本に上ると推定される。音著協のチェ・ジョンチョル国際チーム長は「日本で放映される韓国ドラマのほとんどで韓国の歌手が歌う挿入歌が流れている。NHKではドラマ1話に約1000万ウォン(約87万円)の著作権料が発生する場合もある」と話す。

 これに加え、KARA、チャン・グンソク、東方神起、少女時代といったK-POPアイドルたちが昨年約90回、地上波テレビ局やBS・CS放送局の番組に出演して歌ったのをはじめ、『SBS人気歌謡』など韓国の音楽番組が日本のテレビ局でレギュラー放送されていることも主な収入発生源となっている。次いで多かったのがカラオケ店・飲食店(11%)、携帯電話のモバイルサービス(7%)の順だった。音著協は「香港(1億3700万ウォン=約1200万円)、台湾(1億3000万ウォン=約1100万円)、シンガポール(1億ウォン=約870万円)、米国(5800万ウォン=約500万円)などでも著作権料を稼いでいるが、日本とは比べものにならない」と語った。

 だが、音著協では「独島(日本名:竹島)問題などで日本の右翼勢力の動きが強まっており、昨年下半期以降の韓流コンテンツ輸出は縮小傾向を示している。こうした流れが続けば、ポピュラー音楽の著作権料収入も伸び悩む可能性がある」と話している。



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