2013年2月26日火曜日

■中国本土に初のカジノ、本格リゾート目指す済州島に緊張


中国本土に初のカジノ、本格リゾート目指す済州島に緊張
http://japanese.joins.com/article/564/168564.html?servcode=400&sectcode=400
2013年02月19日10時58分 [ⓒ 中央日報]

中国の海南島と済州島の位置。   中国政府が海南島に中国人と外国人を対象にしたカジノ営業を認めた。マカオを除き中国大陸で賭博が認められるのは今回が初めてだ。これにより北東アジア最高のリゾート地の座をめぐり競争する済州島(チェジュド)も緊張している。

  海南島三亜市のビーチにあるマングローブツリーリゾートワールドの広報担当者は18日、本紙記者との電話で、「昨年末から政府の許可を受けリゾート内にカジノバーを開設し、最近では本格的にバカラなど多様なゲームを楽しめるようになった」と明らかにした。このリゾートを経営する中国今典集団の張宝全董事長も17日、ロイター通信に「マカオを除き中国でカジノ営業が認められるのは初めてであり一種の試験だ。まだ大陸でカジノが合法化される段階ではないが、今後海南島は例外になるだろう」と話した。一定期間の試験運営を経て海南島全域に広がるという話だ。

  カジノバーは一般エリアと高額ベッティングエリア、VIPエリアの3つに分かれている。カジノをするにはひとまず1個500元(約8万6000ウォン)のチップを買わなければならない。一般エリアでは一度に20~2000中国元、高額ベッティングエリアでは2000~10万元のベッティングが可能だ。バー2階に近く開設されるVIPエリアでは一度に10万元以上をベッティングしなければならない。広報担当者は春節連休期間中のチップ販売額は1日平均500万元に達したと明らかにした。

  マカオのカジノと違うのは勝っても現金を受け取ることはできず、代わりにその金額相当のショッピングポイントが渡されるという点だ。このポイントはホテル代を精算したりリゾート内のショッピングモールで商品を購入する際に現金のように利用できる。現金流通を防ぎギャンブルのイメージを薄めリゾート内での消費を増やそうという一挙両得戦略だ。

  現在カジノテーブルは50台で、リゾート宿泊客だけが利用可能だ。しかし来年中に客室4000室、6000人収容のコンベンションセンターなどリゾートが完全に竣工すれば現地住民にもカジノ利用が認められる。これはマカオを除く中国全域の単一リゾートとしては最も大きい。リゾート建設費用は国営中国開発銀行が70%を負担しており、事実上政府がカジノ営業を支援していることになる。中国政府は昨年すでに海南島を世界トップレベルのリゾートにするために今後5年にわたり追加で15の総合リゾートと63の5つ星級ホテル建設を許可した。

  一方、国際カジノ会社も海南島に対する投資を急いでいる。世界的リゾート会社のMGMリゾートインターナショナルも昨年末に三亜市にホテルをオープンし、カジノ会社の米シーザーズエンターテインメントも来年に大規模ホテルを竣工する予定だ。

  ◆仁川・全羅北道は遅々として進まず=済州島には韓国にある外国人専用カジノ16カ所のうち半分に当たる8カ所が運営されている。2011年現在カジノ8カ所の売り上げ総額は1021億ウォンで、全入場者18万989人のうち中国人が11万2950人と62%を占めた。8カ所のカジノの中国人入場者は毎年急増する傾向だ。これに伴い、済州道は船上カジノに視線を向けている。だが、設立要件が厳しく、市民団体などを中心にカジノ許可に対する反発の動きもあり進展は遅い状況だ。

  仁川(インチョン)もカジノ設立に最適な場所として関心を集めているが、まだ事前審査段階にとどまっている。昨年9月に経済自由区域への外資誘致活性化に向けカジノ事前審査制が導入されてからインドネシアと米国の合弁会社であるリポ&シーザーズと日系のユニバーサルエンターテインメントが事前審査を申請した。

  全羅北道(チョンラブクド)は雇用創出と中国人観光客誘致に向け古群山(コグンサン)群島にカジノ誘致を推進した。世界的なカジノグループのサンズの副会長らが古群山群島を訪問している。しかし、彼らは韓国人も出入りできるカジノを許可するよう求め実現には至らなかった。




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