2013年2月27日水曜日

■使えない東大生が急増中!? 社会で東大卒が通用しないワケ〈dot.〉


使えない東大生が急増中!? 社会で東大卒が通用しないワケ〈dot.〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130226-00000003-sasahi-soci
dot. 2月26日(火)11時4分配信

東京大学は2月6日に2次試験の出願を締め切り、8日12時時点の「平成25年度2次試験出願状況速報」を公開した。前期日程試験では、文科一類の志願倍率が2.92倍、文科二類が3.22倍、文科三類が3.49倍。また、理科一類は2.55倍、理科二類が3.77倍、理科三類が5.54倍となり、依然高い倍率を誇っているようだ。

 日本の最高学府と謳われ、政界、学界、経済界に多くの優秀な人材を送り続けてきた東大だが、昔から「東大までの人」と呼ばれる人もいる。「東大までの人」とは幼い時から神童として周りから認識されていたが、卒業後社会で力を発揮できない人たちのことだ。

書籍『東大の大罪』の著者で精神科医の和田秀樹氏によれば、「東大までの人」は“大学入試まで与えられた課題を真面目にコツコツやる”というスタンスのまま社会人になってしまっており、東大学生時代の4年間で何もスキルを身に着けていないのだという。また、東大生は入学当初はエリートであるが、その後“エリート社会人”になるための教育をされていないとも。つまり、“問題発見型の人材(言われなくてもやる人間)”を求める現代の企業ニーズに合わせた教育を行っていないことで「東大までの人」が生まれていると指摘する。

 東大教授陣もこうした現状を危惧してはいるものの、多くの教授は「入ってくる学生の資質に問題がある」、「野心のあるタイプが減った」と学生に対する問題点を指摘するばかりで、自らの教育スタンスに疑問を持つことが少ないと和田氏。

「何十年も同じ内容の板書をし、黒板に話しかけているかのような授業を続ける教授、どう学生を指導していいかわからない教授など、どうしようもない“タコツボ教授”でいっぱいなんです。一度なってしまえばずっと居座れるので、教授にとって東大は天国なのです」(同書内の東大工学部准教授の証言)

和田氏は、こうした事態の改善には人事システム改革が必要だと断言する。現在、大学教授は学問が細分化されていく傾向もあり、専門分野にライバルがおらず、お互いに干渉することも無いので教授同士の競争も起こりづらい。これを廃し教授たちにも出世レースが起こるようにすることで教育のレベルも上がり、大学も生まれ変わっていくのだという。

「国内で最優秀の学生を集めている大学には、それをいまの社会に役立つ人材に育て上げる責任があるはず」と医学部OBの和田氏。「東大が日本をダメにした。いっそ潰したらどうか?」という過激な告発は、きっと東大に期待しているからこそのエールに違いない。




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