【台湾ブログ】6回目の日本で新たな疑問…車の警笛を聞かない
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0227&f=national_0227_009.shtml
2013/02/27(水) 09:43
台湾人ブロガーのangnknuyi(ハンドルネーム)さんは女性2人で日本旅行にやってきた。何と今回で6回目の日本旅行だという。
今回の訪日では初めて日本航空(JAL)を利用したそうで、JALの機内食ももちろん初めて。「油っこくなかった」と女性らしい視点でJALの機内食を評価した。
機内で一眠りすると、もう日本上空。成田空港に降り立った筆者は、「やっと来たぞーーー日本」と、日本語で「再来」を喜んだ。日本の統治を経験した台湾では、高齢者たちの多くが日本語を理解できるが、若い世代でも親日家が多いため、日本語ができる人が多い。6回目の日本ということから推測するに、筆者もきっと親日家なのだろう。
筆者の今回の目的地は岩手県だ。まずは成田エクスプレスに乗って東京へ。成田エクスプレスでは、トイレの大きさと清潔さに驚いた様子で、トイレの全景写真を2枚ほどブログに掲載した。
トイレに驚いたのはそれだけではなかった。各標示に示された日本語と英語、点字も写真で紹介、「日本語と英語が併記されているから、日本語の勉強にはもってこい!」――。筆者は勉強熱心だ。目に入る日本語文を、「これは分かった」、「これは分からないなあ」とひとつひとつ解読する様子が目に浮かぶ。
その後、新幹線に乗換えて岩手県盛岡市に到着した。東北地方ということで雪が降り積もった盛岡は、亜熱帯の台湾から来た筆者にとってはまさに極寒の地。「あー寒い!」と嘆きながらも、やはり雪がある光景は珍しいようで、「台湾で雪を見ることができるのは合歓山くらいだもん」と感慨深そうだ。
盛岡の道路は降り積もった雪でアイスバーンになっており、自動車が慎重に走行していたという。その様子を見た筆者は「日本には何回も来ているけど、車がクラクションを鳴らしているのをほとんど聞いたことがないのはなぜ?」と、6回目の日本に対して新しい疑問を抱いたようだ。
考えてみれば、日本でも昔は現在よりもクラクションがよく聞こえていたような気がする。クラクションはもちろん、相手に危険を伝え、冷静かつ合理的な対処を求めるための道具、つまり「警笛」であるが、実際に鳴らす際には「気をつけろ!」といった怒りの感情が、多少なりともこめられるのではないか。
とすれば、日本でクラクションの音が少なくなったのは「衣食足りて礼節を知る」ということなのか、あるいは人々の感情的パワーが以前ほどではなくなったのか。考えてみると、ちょっと複雑な気持ちになる。
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