朴槿恵大統領が就任、早くも不人気ぶりが明らかに―台湾メディア
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2013年2月25日 17時48分
2013年2月25日、韓国初の女性大統領に就任した朴槿恵(パク・クネ)氏について、大統領当選から就任までの2カ月の間に明らかになった独断専行ぶりに韓国国内で批判が集まっている。台湾・聯合新聞網の報道をシンガポールの華字紙・聯合早報(電子版)が伝えた。
韓国の英字紙コリア・タイムズは24日、「海外の多くの女性政治家トップは、他人とのコミュニケーション能力や思いやりといった女性の特質を政治に活かしているが、韓国のこの新しいリーダーにはそういったところが見受けられない。当選以来、朴氏から受けるのは傲慢、独断、独りよがりといった感覚だ」とする論評を掲載した。
記事は、朴氏の就任前の支持率が歴代最低の44%となったのは、18人の組閣人事をほとんど自分だけで決めてしまうという独断ぶりが原因だと指摘。当初、朴氏が首相候補に指名していた金容俊(キム・ヨンジュン)氏は不正疑惑が発覚して首相就任を辞退したが、「(この分では)入閣候補18人の中から、どれだけスキャンダルが出てくることか分からない」としている。
また、韓国の朝鮮日報も、「朴氏は秘密主義者で人事権を独占し、周りに人事問題を相談するブレーンがいない。さらにまずいのは、朴氏へのこうした批判を弁護してくれる人が与党セヌリ党にいないことだ」とし、「理由は簡単で、朴氏が助けを求めないからだ」と指摘している。
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