2013年2月26日火曜日

■これでいいの、抗日戦争ドラマ!カンフー化、アイドル化…もはやバラエティー番組に―中国


これでいいの、抗日戦争ドラマ!カンフー化、アイドル化…もはやバラエティー番組に―中国
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2013年2月26日 11時8分      

2013年2月24日、人民日報(電子版)は記事「ネットユーザーが抗日戦争ドラマの3つの罪を批判=武侠ドラマ化、アイドルドラマ化、日本鬼子の顔のパターン化」を掲載した。

抗日戦争ドラマの粗製濫造が話題となっている。撮影地に使われる浙江省の横店映画城には40~50もの撮影隊がひしめき合っているのだとか。中国のドラマ検閲は厳しいが、抗日戦争ドラマならばチェックをパスしやすく、しかも視聴率もまずまずとあって撮影ブームが続いている。

しかしドラマの質はいかがなものか、とネットユーザーからは批判の声が上がっている。特に最近のドラマは誇張されたものが多く、歴史事実を尊重していないという。あるネットユーザーは抗日戦争ドラマの3つの罪をあげた。

第一の罪は「武侠ドラマ化」。カンフーアクションと抗日戦争ドラマが合体し、刀1本で銃を持った日本兵を圧倒するスーパーヒーローが描かれている。

第二の罪はアイドルドラマ化。若い視聴者もつかもうと、アイドル的な俳優を起用する流れが起きている。中国の軍人の服がまるでパリコレのよう、とネットユーザーは嘆いている。

第三の罪は日本鬼子、すなわち日本兵の顔がパターン化していること。日本兵役としてさまざまなドラマで起用され、1日に8回も殺されたことがあるとして話題となった史中鴻(シー・ジョンホン)さんによると、なるべくブサイクで凶暴そうな人が選ばれるため、オーディションの時には猫背にして目をひんむいて凶暴で猥雑な表情を見せれば簡単に合格するのだとか。

フェニックステレビの元高官の劉春(リウ・チュン)氏は、抗日戦争ドラマを見ると、頭の悪い日本軍と頭の悪い脚本家が目に映ると嘆いている。悲劇をバカ騒ぎに変えて、悲しみの歴史的記憶をバラエティー番組にしていると批判した。



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