2013年3月21日木曜日

■東急東横線の延伸、渋谷は利用減?


東急東横線の延伸、渋谷は利用減?
2013/03/19 5:57 pm JAPAN REAL TIME

東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転が16日から始まった。これまで両線の起点だった渋谷は通過駅となり、同駅の利用頻度は減少するとの観測がある。

2005年度から始まった東横線地下化工事が完成したことで、横浜と埼玉県西部方面の間が乗り換えなしでアクセスできるようになり、地上2階にあった東横線渋谷駅が地下5階に移った。すでに東横線に乗り入れているみなとみらい線、副都心線に乗り入れている東武東上線、西武有楽町線・池袋線を含む計5路線が一本でつながった。

相互直通運転により渋谷が通過駅となるため、利用頻度が減少するとの楽天リサーチの調査がまとまった。沿線エリアの20-69歳の男女を対象に利用頻度に関して調査を実施。回答数は500人。主要な街の利用頻度で、利用頻度が減る街トップは「渋谷」で7%と他の街と比較して顕著な結果となった。

逆に利用頻度が増える街1位は「新宿」35%、2位は「池袋」20%、3位は「横浜・みなとみらい近辺」で17%となった。渋谷は東急電鉄が本社を構える東急グループの「ホームグラウンド」ともいえるが、利用頻度が減少することに抵抗はないのだろうか。

同社の広報担当者は取材に対し、「再開発によって新しい街並みに生まれ変われば、渋谷の街としての新たな魅力を高められる」と述べた。

実際、渋谷の街並みは今後、変貌に向けて動き始める。東横線の旧渋谷駅は取り壊された後、オフィスや商業施設が入居する高層ビルが建ち並ぶ景観に変わる。また、渋谷駅地下と並木橋交差点間に浄化水を放流して広場や遊歩道を設けるオアシスを設置する。

工事が完成する2017年には、新しい渋谷に生まれ変わる。



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