編纂1300年、古事記は新たな観光資源
http://www.asahi.com/national/update/1228/OSK201112280121.html2011年12月31日
日本最古の歴史書「古事記」が編纂(へんさん)されてから、2012年でちょうど1300年を迎える。観光PRの新たな切り口にと、ゆかりの奈良、島根、鳥取各県は、シンポジウムや博覧会、ツアーなどあの手この手の展開を計画している。
奈良県は、同じく編纂1300年を2020年に迎える「日本書紀」や、地元の多くが題材となった「万葉集」を観光・地域振興の素材として掘り起こす「記紀(きき)・万葉プロジェクト」を企画。第1弾として1月29日、東京で「古事記・日本書紀・万葉集、今、ここから」をテーマにシンポジウムを開き、奈良や島根、鳥取、宮崎各県知事のほか、漫画家の里中満智子さんらが参加する。
イザナギ・イザナミの国生みや因幡の白ウサギなど、一部の神話は知られていても、古事記は総じて敷居が高い文献と思われがちだ。そこで奈良県は、編纂者の太安万侶(おおのやすまろ)の墓がある奈良市や、神々が住むとされる「高天原(たかまがはら)」伝承地の御所(ごせ)市など、ゆかりの場所を巡る約3~10キロのウオーキングコース17種類を県のホームページで公開。旅行社にも呼びかけ、神話をテーマにしたツアー商品の開発を進めている。
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