2012年1月7日土曜日

■音楽のデジタル販売、初めて店舗を逆転 だが未来は別の方向に?


音楽のデジタル販売、初めて店舗を逆転 だが未来は別の方向に?
http://www.cnn.co.jp/business/30005173.html
2012.01.06 Fri posted at: 09:34 JST

ニューヨーク(CNNMoney) 2011年の音楽販売全体に占めるデジタル販売の割合が50.3%に達し、史上初めて店舗での販売を上回ったことが、調査会社ニールセンと音楽情報誌ビルボードの統計で分かった。

それによると、11年のデジタル音楽販売は前年より8.4%増となる一方、アナログ販売は5%減少した。

同年はアルバムの販売も好調で、デジタルとアナログを合わせたアルバムの販売数は前年より1.3%増えて3億3100万枚となり、11年最終週には過去最高の350万枚が売れた。英国の歌手アデルのアルバム「21」のヒットが全体を押し上げた形。アルバム販売が前年を上回ったのは04年以来となる。

業界関係者は音楽の販売について、消費者が実店舗で買うよりも、インターネットを通じて買う方を好むようになったと指摘する。携帯電話やスマートフォンの普及で店に行かなくても音楽がダウンロードできるようになったことも、デジタル販売を後押しした。

一方で、音楽の未来はダウンロード販売にはないとの見方もある。フェイスブックなどの交流サイトと組んで音楽共有サービスを提供するヘッドライナーのマイク・モア最高経営責任者(CEO)は、今後は音楽を買うよりも、有料のストリーミングサービスを利用する消費者の方が増えると予想。「今の世代は自分が何かを所有することにこだわらない」「消費者が最も重視するのは、自分がどこにいても、手持ちのあらゆる端末からアクセスできることだ」と話している。



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