2012年1月5日木曜日

■韓国の高速鉄道が逆走事故、中国「逆走とはでたらめな事件」


韓国の高速鉄道が逆走事故、中国「逆走とはでたらめな事件」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0105&f=national_0105_022.shtml
2012/01/05(木) 09:57  サーチナ
  
 韓国の高速鉄道(KTX)が2日、停車駅を通り過ぎたあとに逆走して駅に戻る事故が発生していたことが分かった。高速鉄道には乗客102人が乗っており、10分ほど逆走して停車駅に戻った。2004年の開通以来、初めての逆走事故に対し、中国メディアの環球網は「逆走するというでたらめな事件」と報じた。

 韓国鉄道公社によると、問題の高速鉄道はソウル駅を出発し、ソウル市の永登浦駅で停車せずに通過した。運転士に「停車すべき駅を通過した」ことを緊急通知したところ、永登浦駅より約2.6キロ離れた地点で停車。管制センターと緊急連絡を取り、逆走して永登浦駅に戻った。その後、列車は永登浦駅で108人の乗客を乗せて釜山へ向け出発した。

 乗客は一連の過程において「何も連絡がなかった」ことを激しく抗議したが、韓国鉄道公社は「乗客の混乱を引き起こさないために何も伝えなかった」と説明、事故原因は「運転士のミス」と述べた。

 記事によると、問題の運転士は「KTX開業以来のベテラン」であり、しかも「運転席にはGPSが備え付けられており、運転士に注意を与えていた」という。運転士は「GPSの注意はなかった」と主張しているが、韓国鉄道公社内部では「まったく理解できない事故が発生した」と考えられている。

 さらに記事は、「逆走」という方法に批判が出ていることも指摘。韓国鉄道公社は「管制センターが後続列車との安全を考慮したうえで、逆走を許可した」と説明。さらに公社が定める「運行規定」においても「やむを得ない状況のもとでは逆走を許可する」とある。しかし、今回の状況は本当に逆走を許可すべき「やむを得ない状況」だったのかに批判が寄せられている。韓国国土海洋部の関係者は「そのまま列車を進行させて、永登浦駅で待つ乗客には補償を行うことが正しい方法だ」と述べた。



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