2012年3月25日日曜日

■「銀座」「原宿」、アジアへ輸出…経産省が仲介


「銀座」「原宿」、アジアへ輸出…経産省が仲介
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120324-OYT1T00415.htm
(2012年3月24日14時59分  読売新聞)

  経済産業省は、「ハラジュク」や「ギンザ」など、日本ファッションの発信源として海外で知名度が高い街を、海外に“輸出”する取り組みに乗り出す。

 海外商業施設の中に「原宿ストリート」など実際の地名を冠した区画を作り、専門店などが日本と同じ品ぞろえで出店する構想だ。経産省は、進出の核となる大手小売企業などと中小専門店を仲介する事業を4月に始める。

 日本の若者文化は、アニメや漫画、雑誌などを通じて、アジアを中心に海外で関心が高まっている。中国では、女性ファッション誌の発行部数上位三つはいずれも日本誌の中国版だ。

 一方、原宿などの小さな専門店は、人気が出ても、単独で海外進出するには資金やノウハウなどの壁が高い。

 経産省は、こうした専門店と、中国やインド、東南アジアなどで商業施設の展開を進める百貨店や大手小売企業に「出会いの場」を提供する会合を4月に開催する。ファッションのほか、アニメやマンガなどのキャラクター商品、飲食関連なども対象となる。

 海外進出にあたっては、進出先の商業施設に「原宿」や「渋谷」「銀座」など日本の有名ショッピング街にちなんだ売り場を開く。出店する専門店は日本と同じ商品を持ち込み、できるだけ本物の街や通りに近い品ぞろえを目指す。

 売り場に街の名前をつけることで、来日する観光客の増加も期待している。

 先行例としては、日本の新興アパレル15ブランドが昨年10月に「原宿ストリートスタイル」をシンガポールの百貨店に開設した。その反響は大きく、現地の商業施設から新規出店を要請されている。



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