2012年3月27日火曜日

■大阪城花見バーベキュー“隔離”…本来禁止 市が区域指定



大阪城花見バーベキュー“隔離”…本来禁止 市が区域指定
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120327-OYO1T00687.htm
(2012年3月27日  読売新聞)

 約4300本のソメイヨシノなど桜の名所として知られ、毎年、花見客でにぎわう大阪城公園(大阪市中央区、105ヘクタール)で、管理する大阪市が今月末から、園内の一角にバーベキュー許可エリアを設け、家族連れなどを誘導することを決めた。公園内のバーベキューは「他人に危害を与えかねない行為」を禁じた市公園条例に基づき、原則認めていないが、人気が高く、苦肉の策として可能な区域を設けることにした。

 花見シーズンには、シートを広げてバーベキューを楽しむ会社員や家族連れが目立つという。同市によると、大阪城南側が特に多く、日によっては100組以上いることもあったといい、炭の燃えかすで桜の根が傷む被害もみられた。

 このため、市は昨シーズン、試験的にバーベキューが可能なエリアを設ける区域制を導入。職員が注意しやすくなり、効果が上がったことから、昨年11月に「市公園内バーベキュー区域指定要綱」を定め、今年から本格導入を決めた。

 バーベキュー区域に指定されるのは公園東側の「記念樹の森」(3・4ヘクタール)で、期間は今月31日~5月6日の午前10時~午後9時。市は期間中、立て看板27台を設置し、チラシやインターネットでPR。市職員がパトロールし、区域外で客が炭などを使っていた場合、移動するよう注意する。従わない場合などは、市公園条例に基づき、5万円以下の過料を科すこともある。

 市はこのほか、長居公園(同市東住吉区)でも同様の区域を設ける。




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