2012年3月27日火曜日

■民間主導で「大阪観光局」設立へ 府市統合本部が方針



■民間主導で「大阪観光局」設立へ 府市統合本部が方針 
2012/3/26 2:00 日経Web

 大阪府と大阪市の統合本部が、観光資源の開発や国内外からの観光客誘致を強化するため、民間主導の新しい組織「大阪観光局」を設立する方針であることが25日、統合本部関係者への取材で分かった。局のトップには企業経営の経験者らを想定しており、官民が連携して大阪の魅力向上につなげる狙いだ。

 26日午前に開く統合本部の「都市魅力戦略会議」で報告し、具体的な組織づくりの検討を始める。早ければ2013年度の設立を目指す方針。

 統合本部は大阪の成長戦略の要の一つに観光を掲げており、大阪市の目抜き通り「御堂筋」のにぎわいづくりをはじめ、芸術・文化を含む街の魅力向上策を検討している。

 同本部は集客力の高い観光戦略を練るうえで、「司令塔」となる中心的な組織が必要と判断。新たに設置を計画している「大阪観光局」は、企業の役員経験者をトップに招くなど民間中心の組織になる見込み。行政主導ではなく、企業経営の視点を軸に大阪の観光施策を強力に進める役割を担うことになりそうだ。

 府と市は既に、従来別々だった観光などの海外へのトップセールスを知事に集約し、中国・上海市の事務所の統合を決めるなど、観光政策の一本化を進めている。

 府の観光統計調査によると、10年の府外からの観光客数は推計6971万人で、09年より約700万人増えた。09年以前は6000万人前後が続いていた。





■大阪の魅力向上へ「観光局」など3組織 府市統合本部 
2012/3/26 13:07 日経Web

 大阪府と大阪市の統合本部は26日、観光や文化の振興策を練る「都市魅力戦略会議」を開き、大阪の魅力づくりに向けて、観光推進の司令塔となる「大阪観光局」など3つの組織を新たに立ち上げる計画をまとめた。観光局のトップに企業経営経験者を登用するなど、民間の力を活用して国内外からの集客や観光資源の開発などに取り組む。

 新設する3組織は観光局のほか、芸術・文化の企画や評価に専門家を活用し、文化施策に生かすための機関「アーツカウンシル」と、大阪が従来進めてきた水辺の景観づくりなどを強化する「水と光のまちづくりオーソリティ」。

 観光局には民間からトップを招くほか、国際会議の誘致やマーケティングに精通した人材を集める。オリジナル商品の開発など、局が独自で収入を得られる仕組みを導入する。早ければ2013年度の設立を目指す。

 統合本部では大阪の成長戦略の要の一つに観光を掲げ、芸術・文化を含む魅力づくりを目指しており、中心的な役割を担うこれらの組織が必要と判断した。

 また同日の会議では、魅力づくりの重点地域として、市中心部の中之島、御堂筋、大阪城周辺、阿倍野、ベイエリアの5地域を選定。地域ごとに企業などで構成する街づくり団体をつくり、活性化事業に取り組めるようにする制度の導入を検討する。





■「大阪府に観光局設置を」 専門家会議が中間報告案
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120326-OYO1T00633.htm?from=main3
(2012年3月26日  読売新聞)

 大阪府と大阪市合同の専門家会議「都市魅力戦略会議」(座長=橋爪紳也・大阪府立大教授)は26日、府内の観光振興などを一体的に推進する「大阪観光局」を、2013年度以降に設立することを盛り込んだ観光・文化に関する戦略の中間報告案をまとめた。知事と市長が入る府市統合本部で正式決定する。

 中間報告案によると、同観光局のトップには、企業役員経験者など外部人材を登用。企業交流など有料イベントの企画や、局独自の商品開発で収入を得る仕組みも検討する。道頓堀完成400周年に当たる15年と、16年を「大阪文化首都年」(仮称)に位置付け、関連イベントを開催することも計画している。

 松井一郎知事は同日午前、府庁で報道陣に「民間の知恵をどんどん入れて、観光客を呼び込む態勢を整えたい」と述べた。




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