2012年3月26日月曜日
■【中国ブログ】日本から中国に帰国して感じた「数々の違和感」
【中国ブログ】日本から中国に帰国して感じた「数々の違和感」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0326&f=national_0326_023.shtml
2012/03/26(月) 10:29
自分の子どもが小学校を卒業するまで日本に滞在していたという中国人ブロガーの「老牛」さんは、中学生の子どもを持つ親としての観点から、日本と中国の違いについて自身のブログに綴った。
日本の小学校では、図画工作などの授業で制作した作品は、生徒全員分を教室に飾ることが普通だ。日本ではみなが平等と教えているためだ。しかし中国では優等生のものだけが飾られることが一般的だという。
また、筆者は帰国後にテレビのCMに違和感を抱いたと述べ、「日本では子どもの教育のため酒のCMは夜間に限定されているが、中国では昼間から流れている。中国では夜に酒に酔った人を見かけることが少ないが、それはホテルで酒を飲み、そこで酔っているからだ」と述べた。
さらに、「ホテルでは中国政府の関係者が頻繁(ひんぱん)に会議を開いているが、彼らはホテルで昼間からマージャンに興じ、酒を飲んでいる。それゆえ、中国では酒のCMはテレビを見ている子どもたちに向けて放送されるものであり、子どもたちが人生の目標に政府関係者になることを掲げるよう促している」と推測した。
また筆者は、中国サッカー代表のキャンプ地を訪れた際も違和感を抱いたという。グラウンドの周囲には金網が張られ、子どもたちがグラウンドに入れないようになっていたというが、グラウンドのなかにいた大人が飲み干したコーラの缶を放り投げると、子どもたちは大騒ぎしていたと語る。その理由は、缶は換金することができるからにほかならない。
筆者は「グラウンドで走り回っていなければならない子どもたちが外でゴミを拾い、大人たちが子どもの場所と彼らに与えられるべき金銭を奪い取っている。中国代表選手の食費には1人あたり250元(約3250円)/日が支払われているが、キャンプ地のすぐ近くの小学校には図書館や食堂もなく、たった1つのバスケットコートもでこぼこで、教室の窓も穴だらけだ」と指摘した。
筆者は、中国の教育が日本に及ばなければ、中国がどうして日本に勝てるだろうかと疑問を投げかけ、「わが国は、北京が東京を、上海が大阪を追い越すことを求めるのではなく、地方の農村が日本の農村を追い越すことを求めるべきだ」と主張した。
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