2012年5月18日金曜日

■【中国ブログ】日本企業に学べ「顧客満足や精密さに驚き」


【中国ブログ】日本企業に学べ「顧客満足や精密さに驚き」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0518&f=national_0518_094.shtml
2012/05/18(金) 14:31
       
 4月に日本の製造業を視察するための訪日旅行を行ったという中国人ブロガーの「王志鋼工作室」さんは、日本人の礼儀正しさや細やかさのほか、日本の環境保護など、見るもの聞くものすべてに驚きがあったと述べ、中国は日本から学ばねばならないと主張した。

 「メード・イン・ジャパン」と言えば、トヨタやソニーなどの大企業の名前を思い浮かべるかもしれないが、日本にはこうした大企業を支える数多くの中小企業が存在する。そして、これら中小企業こそ日本の製造業の基盤といえる。

 統計によれば、日本に450万もの中小企業があり、その数は企業全体の99%を占めている。筆者は、大企業からの受注が安定しているため、中小企業は安心して自社の技術や製品の開発向上に集中でき、中小企業の技術レベル、研究開発の能力は大企業の商品生産を支えていると紹介。

 また、日本の製造業を視察して分かったこととして、中小企業の技術開発には「職人気質」が反映されており、これが日本の製造業が持つ「精密さ」という特徴を作り出していると主張。中小企業が技術の継承を通じて技術を発展させていることに驚きを示し、商品の供給過剰が見られる市場にあっても、個性的な生産技術もしくは商品で激しい競争を生き残っていることを紹介した。

 中国は低コストを武器に世界の工場という地位を確立し、「メード・イン・チャイナ」の製品を世界に向けて供給してきた。しかし、「メード・イン・チャイナ」は品質が高くなく、生産にあたってはエネルギーの大量消費や環境汚染などといった根深い問題も存在する。

 筆者は、中国経済は転換を迫られていると述べ、「これまでの中国は利益こそが企業の持つ価値基準となっていたが、これからは日本のような顧客満足、CSR(企業の社会的責任)や協力の精神、向上を求め続ける製造業の精神などを学んで、正しい価値基準を構築しなければならない」と主張、日本の視察旅行を振り返った。



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