2012年5月17日木曜日

■町歩き番組連発の背景に制作費減少の問題


町歩き番組連発の背景に制作費減少の問題
http://uloco.jp/a/a_0007kaned/id/1579/t/20120428?
2012/04/28 uloco

 ダウンタウンに“ちいちい”とも呼ばれる地井武男だが、心臓疾患であることが判明し、テレビ朝日の「ちい散歩」などレギュラー番組から降板することになった。後番組は加山雄三の「若大将のゆうゆう散歩」で、地井とカラーこそ違うものの、同じような町歩き番組になる模様。放送開始は5月7日だ。

 これに限らず各局で町歩き番組が連発されている。中でも話題になったのは、NHKの「ブラタモリ」だろうが、これもテレビ朝日の「タモリ倶楽部」において、いろいろなテーマで町歩きをしていたことを考えれば、2番煎じと言われても仕方が無いだろう。番組が増えた一番の原因は制作費の減少だ。町歩きであればロケ費用も少なくて済み、東京近郊なら出演者やスタッフの負担も少なくオファーがかけやすい。

 しかしここまで増えてくると別な問題も出てくる。かつて1980年代や90年代に「世界まるごとHOWマッチ」「なるほど!・ザ・ワールド」などの世界各地の名所などを紹介する番組が各局で制作された時、あまりの番組数の多さにロケ地がかち合うことが度々あった。もちろん先に放送されてしまえば、後の番組がほぞをかむ事になる。町歩き番組も、浅草、アメ横、谷根千(谷中・根津・千駄木)などは重なりがちだろう。視聴者に『またか』と思われない工夫を生み出せるだろうか。



0 件のコメント:

コメントを投稿