2012年8月7日火曜日

■日本VSメキシコ戦、9万人収容・ウェンブリー競技場でチケット完売…サッカー男子

日本VSメキシコ戦、9万人収容・ウェンブリー競技場でチケット完売…サッカー男子
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/japan/news/20120805-OHT1T00294.htm
(2012年8月6日06時05分  スポーツ報知)

 ◆ロンドン五輪サッカー男子準決勝 メキシコ―日本(7日、ロンドン・ウェンブリー競技場)

 サッカー男子は7日に準決勝メキシコ戦(ウェンブリー)を行うが、エースFW永井謙佑(23)=名古屋=の先発出場が厳しい状況であることが5日、分かった。永井は4日の準々決勝エジプト戦の前半14分に先制ゴールを決めたがその際、DFと交錯して左太ももを負傷し、同19分に退場。関塚隆監督(51)はこの日、メキシコ戦までの回復の見通しが立たないことを明かした。初の決勝を狙う日本にとって大きな痛手だが、永井はスーパーサブとして途中出場に意欲を見せている。

 9万人収容の聖地・ウェンブリー競技場で行われる日本―メキシコ戦のチケットが完売した。日本協会関係者は「チケットの問い合わせはたくさんあるが、こっちも手元にまったくない状況」。マンチェスター・オールドトラフォードで行われた4日のエジプト戦は、7万772人の大観衆の中でプレーした。だが、準決勝は8万人以上が訪れることが確実で、過去の日の丸を背負ったゲームとしては、史上最多の観衆の前でプレーすることになる。

 ウェンブリーは07年に新スタジアムが完成。通常のリーグ戦では使われることはなく、FAカップ決勝やイングランド代表戦などでしか使用することができない「サッカーの聖地」として、あがめられてきた。ピッチには、独特の雰囲気があるという。「スタジアムの造りも外見も風格があって、歴史の重みを感じた」と口にしたのは元日本代表DF井原正巳さん(44)=現・柏ヘッドコーチ=だ。

 日本が初めてその地に立ったのは、95年6月3日のイングランド戦。サッカーの母国との対戦も初めてだったが、歴史的なゴールも生まれた。FW三浦知良(45)=現・横浜C=のCKから井原さんがヘディングで決めたものだ。「試合は1―2で負けたけど、忘れられないゴールの一つ」。関塚ジャパンには「あの舞台に立てる喜び、充実感も味わってほしい」とエールを送った。

 柏MF水野晃樹(26)も09年7月にセルティックの一員としてウェンブリー杯に参加し、アルアハリ戦とトットナム戦に出場。「とにかく大きいし、素晴らしい雰囲気」と振り返り、「大舞台だということを意識せずに、平常心で戦えるかどうかが大事」と見ている。





■男子サッカー、試合ごとに勢い増す
http://jp.wsj.com/japanrealtime/blog/archives/13081/?google_editors_picks=true
2012/8/6 14:31 WSJ

ロンドン五輪の男子サッカーは4日、日本がエジプトに3-0で快勝、1968年メキシコ五輪以来44年ぶりに準決勝進出を決めた。試合ごとに勢いを増し、初の金メダル獲得も視野に入ってきた。

スペイン戦勝利が勢いのきっかけ
サッカーJリーグ2部(J2)の湘南ベルマーレ取締役の水谷尚人氏は、男子サッカー日本代表(U23 )のこれまでの戦いぶりについて「Jリーグ創設20年近くが経ち、世界大会の出場国の常連にもなっている。そうした実績を着実に積み上げ、選手たちの自信や誇りが継承されている」と指摘する。

日本は2010年ワールドカップ(W杯)でも決勝リーグまで勝ち進み、強力な若手チームを作り上げ、世界のサッカー界で確実に上昇している。スペイン戦での勝利は日本にとって歴史的な快挙となった。

日本代表(U23)はオリンピック直前(5月23日-6月1日)に開かれたのトゥーロン国際大会でオランダには勝ったが、トルコとエジプトに敗れ、1次リーグでは最下位に沈んだ。この時点で、オリンピックでの活躍に関しては必ずしも期待は高くはなかった。

しかし、オリンピック1次リーグ初戦のスペイン戦で歴史的勝利を挙げたことが勢いをつけるきっかけとなった。スペインのU23代表は、フル代表のW杯と欧州選手権の連覇に続き、五輪での金メダル獲得を目指していた。しかし、調整不足とも指摘されており、まさかの敗退。

トゥーロン国際大会で負けたエジプトに勝ったことも、日本の躍進を加速させた。「対戦相手がどこであってもビビらずに戦っているところがすごい」と水谷氏は評価する。また、トゥーロン国際大会で課題と指摘された守備陣が奮闘し、ここまで無失点できたこともチームの結束を固めている要因だ。

エジプト戦の後、大津祐樹は「ここまで来たらではなく、僕はずっと金メダルと言っている。銅でも銀でもなく、金メダルを取りたい」と述べており、選手の中には金メダルが視野に入ったようだ。この勢いをどのように維持させるかがポイントだろう。

準決勝は日本時間8日午前1時、日本はサッカーの聖地ウェンブリー・スタジアムでメキシコと対戦する。44年前のメキシコ大会で日本が銅メダルを獲得した時の対戦相手だ。

また、決勝戦は同11日午後11時。日本が決勝戦に進出した場合、対戦相手がブラジルなら「マイアミの奇跡」から16年を経て名実ともにレベルアップした日本サッカーアピールできる。一方、対戦相手が英国を破った韓国なら、日本は地元サポーターを味方につけられるだろう。

記者: 吉池 威



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