2012年8月7日火曜日

■大儀見、連続V弾!なでしこ、耐えて「金」王手…サッカー女子

大儀見、連続V弾!なでしこ、耐えて「金」王手…サッカー女子
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/japan/news/20120807-OHT1T00025.htm
(2012年8月7日06時05分  スポーツ報知)

前半32分、相手GKのこぼしたボールを大儀見が押し込み先制ゴール

 ◆ロンドン五輪サッカー女子準決勝 フランス1―2日本(6日、ロンドン・ウェンブリー競技場)

 なでしこジャパンがサッカーの聖地・ウェンブリー競技場で初のメダルを確定させた。FIFAランク3位の日本は準決勝で同6位のフランスと対戦。前半32分にFW大儀見優季(25)=ポツダム=が先制ゴールを決めると、後半4分にはMF阪口夢穂(24)=日テレ=が追加点。フランスの猛反撃を1点に抑え2―1で勝利した。9日の決勝では史上初となるW杯→五輪の連覇をかけ、米国―カナダの勝者と対戦する。

 日の丸が揺れる。大歓声が渦巻く。感極まった宮間はピッチで泣いていた。「サッカーの聖地」と言われるウェンブリーで、日本がとてつもない歴史を刻んだ。今世紀最大の死闘ともいえるフランスとの準決勝を制し、五輪史上初の決勝進出、そしてメダル確定。伝統の舞台で、なでしこが金メダルに王手だ。


後半4分、FKを頭で合わせ2点目を決める阪口(左)
 前半32分にMF宮間の約40メートルFKを相手GKブアディが後ろへそらし、FW大儀見が瞬く間にDF3人の間を突き抜け左足で先制点。なでしこ唯一の人妻ストライカーが、準々決勝のブラジル戦に続く連弾で勢いをもたらした。

 大会直前の親善試合(7月19日)では、フランスに0―2で完敗。合宿の疲労を引きずったまま戦い、立ち上がりに押し込まれて相手ペースに持ち込まれた。選手が口をそろえていたのは「まずは無失点」。リベンジをかけた準決勝は前半を1―0で折り返し、理想的な展開に持ち込んだ。後半4分には、またもMF宮間のFKからMF阪口が頭で合わせて2点目。一度はフランスを突き放した。

 しかし、後半31分に1点を返されてからは流れが急転。フランスの怒とうの反撃で一方的に押し込まれた。GK福元が至近距離で打たれたMFネシブのシュートを左手一本で押さえ込む決死のスーパーセーブ。34分には阪口がファウルでPKを取られたが、相手が失敗して難を逃れた。次から次へと、シュートの雨あられ。それを、福元が神懸かり的な守備でしのぎまくった。打たれたシュートは日本の4本の6倍以上の26本。地獄の時間帯を全員が体を張って守りきった。

 昨夏の女子W杯で世界の頂点に立ったが、4年前の北京五輪は4位止まり。準決勝で米国に屈し、3位決定戦でもドイツに敗れた。何としてもメダルを―。その執念で怒とうの反撃に耐え、ついに壁を突き破った。

 「幸運もあったが、選手たちのメダルを取るんだという思いが出た。狙い通りの戦いになったが、フランスさんは強かった。日頃から一生懸命やってきたから、そのお礼かと思う。感無量です」。帝京高時代に「ウェンブリー」の名を冠したスパイクにあこがれていたという佐々木則夫監督(54)は、特別な思い入れがあるスタジアムで声を震わせ、「決勝でも自分たちのサッカーが出来れば結果はついてくる。精いっぱい頑張って、チームワークで勝ち取ろうと思う」と続けた。世界初となるW杯と五輪の連覇へ。死闘の先に、世紀の偉業が見えてきた。





■なでしこ、決勝進出!五輪初メダル確定…サッカー女子
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/japan/news/20120807-OHT1T00011.htm

 ◆ロンドン五輪サッカー女子準決勝 フランス1―2日本(6日、ロンドン・ウェンブリー競技場)

 なでしこジャパンがサッカーの聖地・ウェンブリー競技場で初のメダルを確定させた。FIFAランク3位の日本は準決勝で同6位のフランスと対戦。前半32分にFW大儀見優季(25)=ポツダム=が先制ゴールを決めると、後半4分にはMF阪口夢穂(24)=日テレ=が追加点。フランスの猛反撃を1点に抑え2―1で勝利した。9日の決勝では史上初となるW杯→五輪の連覇をかけ、米国―カナダの勝者と対戦する。


前半32分、倒れ込みながら先制ゴールを決めた大儀見

 前半、日本はゲームを支配したが、なかなかゴール前にボールを運べなかった。しかし32分、宮間がフリーキック。フランスGKブアディが両手でボールに触りながらも後方にこぼしたところに走り込んだ大儀見が倒れ込みながら左足を一振り。この試合初シュートで先制した。

 後半は立ち上がりから、なでしこが積極的にボールを奪いに行く。すると4分、宮間のフリーキックをゴール前で待ちかまえていた阪口が頭で合わせ2点目を奪った。

 なでしこは後半31分、トミスに右サイドを崩されクロスを挙げられると、ルソメルの右足で1点を奪われた。さらに、34分、PKを献上するもブサグリアがゴール右にシュートを外した。

 後半終盤のフランスの猛攻をGK福元のスーパーセーブなどでしのぎ切り、2―1で白星を挙げた。

 沢穂希「ずっと目標にしてきた五輪のメダルが確定し、本当にうれしい。厳しい戦いだったが、最後まで走り続けた結果。しっかりいい準備をして、金メダルに向けて頑張りたい」

 宮間あや「苦しい戦いだったが、全員が力を出し切った。一番いい色のメダルを目指してきたので、米国―カナダの試合をしっかり分析したい。真のチャンピオンになるために、もう1試合頑張りたい」

 佐々木則夫・日本監督「選手たちのメダルを取るんだという思いが出た。狙い通りの戦いになったが、フランスは強かった。決勝でも自分たちのサッカーができれば結果はついてくる。精いっぱい頑張って、チームワークで(金メダルを)勝ち取ろうと思う」

◆女子五輪日本代表スタメン
▽GK 福元美穂(28)=岡山湯郷=
▽DF 近賀ゆかり(28)=INAC神戸=、岩清水梓(25)=日テレ=、熊谷紗希(21)=フランクフルト=、鮫島彩(25)=仙台=
▽MF 阪口夢穂(24)=日テレ=、宮間あや(27)=岡山湯郷=、川澄奈穂美(26)=INAC神戸=、沢穂希(33)=INAC神戸=
▽FW 大儀見優季(25)=ポツダム=、大野忍(28)=INAC神戸=





■なでしこウェンブリ―で耐えて咲く。積み上げた強いハートでの勝利
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0807&f=national_0807_010.shtml
2012/08/07(火) 06:53
       
 6日(日本時間7日1時)ロンドン五輪女子サッカーなでしこジャパンは英国ウェンブリ―でフランスと戦い2-1で勝利した。これでなでしこはメダルが確定、決勝に進むことになった。

 勝負の女神はなでしこに微笑んだ。勝負を決めたのはセットプレー。フランスは高い得点力を持つがセットプレーでの守備が甘くこの大会何度も失点しているチーム。一発勝負のトーナメントで同じようなセットプレーで2失点をした時点で、フランスは決勝に進むチャンスを逃したと言えるだろう。確かにこの試合を制圧したのは間違いなくフランスではあった。佐々木監督は幸運な面もあったと語ったが、サッカーとはそういうゲーム。精神論だけで勝利は語れないが、W杯、そして前哨戦と積み上げてきたなでしこ全員のハートの強さと経験値が勝利をしぶとく手繰り寄せたと言ってもいい。

 前半はボールを保持しながらチャンスを作れないなでしこだったが32分宮間のゴール前への絶妙のFKをGKがファンブル、それを大儀見が押し込み先制点を上げる。後半4分にはまたも宮間のFKをスペースに抜けた阪口がヘッドで決め2-0と先制した。シュート数では圧倒的に少なかったなでしこだが少ないチャンスを確実にモノにした。

 この後、リードされたフランスが怒涛の攻めに転じる。フランスはアビリとルソメルを投入、高い位置でプレスをかけなでしこを自陣にクギ付けにしてしまう。福元を中心によく守った日本だが、後半31分、右サイドでトミスにボールを奪われ、クロスをルソメルに決められ1点差に追いつかれてしまう。続く33分には左から切り込んだルソメルを阪口が倒してPKという最大のピンチ。しかしブサグリアのキックは右に外れなでしこは危機を脱した。

 「選手達のメダルを取るという思いが(勝利を)引き寄せたんだと思います。」と試合後語った佐々木監督。「男女で金メダルを取りたい」と語った宮間。颯爽と言い切る彼女達に勝負の女神は再び微笑むか?ぜひ金メダルを期待したい。



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