2013年1月28日月曜日

■映画「007」最新作、40分間のシーンをカット、中国の検閲制度が問題に―米メディア


映画「007」最新作、40分間のシーンをカット、中国の検閲制度が問題に―米メディア
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=68809&type=
2013年1月25日 14時3分      

2013年1月23日、CNNによると、映画「007」シリーズの最新作「スカイフォール」が、中国の検閲当局により約40分のシーンをカットされ、字幕も差し替えられて上映されているという。新華網が伝えた。

中国市場を意識した今回の作品では、中国が重要なテーマになっており、上海やマカオでもロケが行われた。米メディアのハリウッド・リポーターによると、中国の検閲当局がカットしたシーンは、上海の超高層ビルの中国人警備員が、ジェームズ・ボンドも追っているフランス人の暗殺者に射殺される場面。さらにマカオのカジノでボンドが謎の中国人女性に「12、3歳ぐらいから客をとっていたんじゃないのか?」と尋ねる字幕が、「12、3歳ぐらいからマフィアに入っていたんじゃないのか?」という字幕に変えられていた。また、裸のシーンや政治的なシーンもカットされている。

上海の映画コンサルタント会社「芸術の門」の社長は、「ハリウッド映画が中国当局の検閲を受けるのはよくあること。過去には『メン・イン・ブラック3』『パイレーツ・オブ・カリビアン』も同様の削除がなされた。SF映画の『クラウド アトラス』も40分ものシーンがカットされている」と話した。「検閲当局の機嫌をとることは中国で常識となっている」と中国の映画関係者は指摘する。映画のなかで中国や中国人が肯定的なプラスのイメージで描かれているのなら、その映画は検閲を通る。しかし、中国人が殺されたり、売春婦であったりするマイナスのイメージで描かれているのなら、そのシーンは中国当局からカットされてしまうという。



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