2013年1月28日月曜日

■【仏国ブログ】黒澤明、溝口健二…黄金期の日本映画を一挙上映


【仏国ブログ】黒澤明、溝口健二…黄金期の日本映画を一挙上映
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0127&f=national_0127_004.shtml
2013/01/27(日) 08:49

 フランスのカルチャー発信サイト「Culture 31」では、1950年代の日本映画がフランスで上映されることを紹介した。

 筆者は、日本の映画界にとってその黄金期は1950年代といわれているとし、フランス・トゥールーズにある「ラ・シネマテーク・ドゥ・トゥールーズ」で、今月26日から、日本映画が頂点を迎えた時代の20作品が上映されることを伝えた。

 筆者は、日本は1950年代以前には、第二次世界大戦の余波で日本の映画産業は逆境にたたされ、アメリカGHQ軍による検閲が厳しかったと説明した。

 その後、1951年のサンフランシスコ平和条約によって、アメリカ軍が日本から撤退して以降、黒澤明の『羅生門』が早速ヨーロッパの映画で上映され、ヴェネツィア国際映画祭グランプリを受賞、続いて溝口健二が『西鶴一代女』『雨月物語』『山椒大夫』と3年連続の受賞をかざり、日本映画が勢いに乗っていたと当時の状況を伝えた。

 特に、黒澤明の『七人の侍』は『荒野の七人』、『用心棒』は『荒野の用心棒』として、欧米でリメイクされるほどだったと説明した。

 黒澤明は当時、10年間に1年に1度というペースで映画を発表し、その中にはシェイクスピア作品の『マクベス』やゴーリキの『どん底』をリメイクした作品もあったとし、西洋映画と日本映画が互いに影響し合ってきたことにも触れた。

 現代のフランスで、当時の日本映画の素晴らしさを伝える上映会があることからも、フランス人が日本映画に関心を抱いている様子がうかがえる。



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