【台湾ブログ】日本人女性の社会的地位を…深く考えてみました
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0131&f=national_0131_028.shtml
2013/01/31(木) 16:15
生活に文化、そして旅行など、日本に関する話題をつづっている台湾人の人気男性ブロガーが、日本人女性の地位についての見解を掲載。「専業主婦でありながら、家計をにぎっていられるのは幸せ」とまとめている。
台湾人男性の比柏士(ハンドルネーム)さんは、長年に渡って日本に住んでいる人物のようで現状や情報に詳しい。「今回は社会・職場・家庭という3つの側面で日本女性について述べたいと思います」ということで、日々感じていることなどをつづった。
まず過去の概念ということで、「日本社会において女性は、常に弱い立場でいじめられることが多かった。ドラマ『おしん』が記憶に残り、日本の伝統的な女性の姿は、困難な環境でも我慢強く生きるイメージ」と述べた比柏士さん。「だがその内時代が変わり、現代の日本女性はそこまで我慢をしなくなった。とは言え、日本はまだまだ男性中心の社会。女性を尊重する姿勢が足りない面があり、平等とうたっていても所詮偽りを感じる平等だ」と断言し、「日本人女性は耐えられても、西洋文化で育った白人や台湾人は、日本における男女の不平等さを受け止められないだろう」と強調した。
続けて「日本人女性は商品として見られることに慣れている」とも。「台湾では、モデルがちょっとセクシーで過激な格好をするだけで、抗議活動を行うフェミニスト団体がある。一方で、日本人女性はそんなことはあまり気にしない。マンガ誌やバラエティ番組にグラビアアイドルがあふれ、セクシーな衣装やポーズを見せている」と述べ、女性であることが商品、という理論が日本では成り立っていることを示した。
そして比柏士さんは、「職場では、日本人女性の地位はさらに低くなる」と書き、「他のサイトなどでも話題になっているように、給料は男性より女性の方が低く、結婚後の退職を想定し女性は重要な仕事を任せてもらえない。高学歴でも、お茶くみや雑用をさせられる女性も少なくないのだ。そして高学歴なのに、お金持ちの夫を見つけるぞ~と専業主婦を夢見る女性もいる」と不思議がっている。台湾のエリート女性は、男性と変わらないポジションにつき、専業主婦の道を選択しないのが一般的なのだろう。
最後に「でも家庭での地位は少し違う」と締めた、比柏士さん。「日本では高収入を得られるので、男性が働けば何とか家族を養っていけるだろう。なので古いタイプの男性は、妻を働かせない。子どもを祖父母に簡単に預けられる台湾とも事情が違う」などと説明し、「昔は家族を養う夫が偉く、家事をする妻の立場が低かった気がする。だが今となっては、外で一生懸命稼いでいる夫は、給料すべてを妻に渡す。そして稼いだ本人は、妻から小遣いをもらって生活しているケースが多いそうだ。働かなくても家計を握っていられる日本人女性の生き方こそ、幸せだと思う」と力説している。公共の場や職場などで男性が優遇されても、プライベートの場所である家庭で存在感を持つ女性の方が、比柏士さんにとってはうらやましい生き方なのだろう。
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