2013年1月29日火曜日

■【米国ブログ】日本のフグ「高価でおいしく、スリルも味わえる」


【米国ブログ】日本のフグ「高価でおいしく、スリルも味わえる」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0129&f=national_0129_003.shtml
2013/01/29(火) 07:57

 米国在住の米国人女性が、文化情報を発信するブログサイト「washingtoncitypaper」で、はじめて食べた日本のフグについて感想を記している。

 フグを食べられる店は米国ではあまりないという。大西洋でとれるフグは100種類以上もあるが、日本のトラフグは毒が最も多いが一番おいしいとされているようだ。筆者は「米国では珍しいのでとても高価だ。米国人はスリルを味わうために危険だと知りながら食べることもある」と語った。

 筆者は、「フグには毒があるが、私はまだ死んでいない」とトラフグを食べた後の心境をつづった。フグのコース料理は138ドル(約1万2千円)もしたというから、日本より料金は少し高めかもしれない。しかしその繊細さに魅せられ、「ゼリー状で繊細なフグは、薄くスライスされ花びらのように皿に盛りつけられ、ポン酢をかけたワカメやすりおろした大根が添えられていた」と説明した。

 また、フグのひれを酒に入れた「ひれ酒」は香りが酒にうつって独特の味がしたという。3時間半に渡って出されたさまざまなフグ料理。「揚げたフグは鶏の手羽先のように魚の骨についた肉をかじる。最後は溶き卵が入ったフグの粥(かゆ)が出され、食事を堪能(たんのう)した」と満足した様子。

 実は米国でこれまでフグの毒で死んだ人はいないという。「フグは日本で毒を除去してから米国に輸入される。だから輸入されるフグは100%安全だ」と伝えている。しかし、なぜか一部の人はフグを食べると舌がヒリヒリするという。筆者自身、舌に小さな痛みを感じたようだ。「もしかしたらワサビや唐辛子のせいだったかもしれない。死ぬかもしれない危険な食べ物というのが気持ちをハイにするのかもしれない」など不安な思いをつづった。

 フグはまだ未知の食べ物で、多くのことが解明されていない。それにしても、はじめてフグを食べた人は勇気があると感想を記した。食べ慣れないフグを食べ、その味を堪能しつつも、スリルと不安を感じた様子がうかがえる。



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