日本の国土面積の3.9倍を覆い尽くす中国の“黒い霧”
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0131&f=national_0131_012.shtml
2013/01/31(木) 10:27
30日時点で、北京、石家荘(河北省)、済南(山東省)、西安(陜西省)、天津、上海、鄭州(河南省)、南京(江蘇省)、瀋陽(遼寧省)、ハルビン(黒龍江省)の各都市が「重度または厳重な大気汚染が発生」とされた。環境保護部が定める「大気の質を日報観測する68の重点都市」のうち、「大気の質が良好」とされたのは海南省三亜市と広東省湛江市だけだった。
北京市は30日、「黄灰色のスモッグに沈み込んだ」状態となった。昼の陽光もスモッグにさえぎられて、地上には日没時のような弱々しい光しか届かなかった。タクシーの運転手によると「視界は200メートルもなかった」という。
市内では大気中をただよう2.5マイクロメートルの微粒「PM2.5」が、1立方メートル当たり310マイクログラムに達した。
北京市当局は29日の時点で、公用車の使用を30%停止するよう通達した。大気汚染の原因物質を多く排出しているとされる重点企業103社の操業を停止させ、トラックによる土砂の運送を停止させた。
写真は、かつて北京を囲んでいた城壁を撤去して作られた二環路で撮影。大気汚染の原因物質の2割は自動車の排ガスに由来するとされるが、この日も市内各所で渋滞が発生した。
気象当局によると、全国規模のスモッグは31日まで続く。2月1日には広い範囲の降水のため、スモッグは中国北部から南部に向かい、解消していくという。
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