2013年2月24日日曜日

■中国人観光客が火種に?金剛山観光で韓国と北朝鮮の経営権争い勃発―韓国メディア


中国人観光客が火種に?金剛山観光で韓国と北朝鮮の経営権争い勃発―韓国メディア
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69685
2013年2月23日 23時41分      

2013年2月22日、韓国・聯合ニュースは朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」を引用し、2月20日、シンガポールのクルーザー「皇盛号」が北朝鮮北東部に位置する咸鏡北道(ハムギョンプクト)の羅津(ナジン)港で進水式を行ったと伝えた。羅先国際旅行社の社長やクルーザーのオーナーが挨拶し、北朝鮮北東部に位置する羅先(ラソン)特別市と南東部の江原道(カンウォンド)にある景勝地・金剛山(クムガンサン)の観光促進及び、羅先経済貿易特区の発展に力を入れたいと強調した。「皇盛号」は羅津港と金剛山を往復すると見られ、中国人観光客を誘致する狙いがあることがわかる。22日付で中国新聞社が伝えた。

2008年7月、金剛山で韓国人女性観光客が北朝鮮軍に銃で撃たれ死亡した事件が発生して以降、韓国政府は金剛山への観光ツアーを中止していた。その後、北朝鮮は外国人観光客に狙いを定め、2011年8月に、貨客船「万景峰(マンギョンボン)号」で羅先と金剛山を往復する、外国人向けのクルーザーツアーの実施を試みた。この金剛山観光ツアーは、同年10月の時点で、4回決行され、400人以上の中国人が参加したものの、芳しい結果を出すことはできなかった。2012年春には、北朝鮮が金剛山観光ツアーに香港の豪華クルーザーを導入すると報じられた。アナリストは「北朝鮮政府も中国の旅行社も、クルーザーをより豪華にし、サービスの質を向上しない限り、観光客をひきつけることはできないと見ており、シンガポールの豪華クルーザー『皇盛号』の導入に踏み切った」との見方を示している。

北朝鮮の専門家によると、この度のクルーザーの進水式は、独自で外国人観光客の誘致を目指したいという北朝鮮の外部に向けた意思表示である。中国人観光客が集まれば、金剛山観光事業の独占権を持ち、観光地区内に不動産も所有している韓国企業・現代峨山の経営権・財産権侵害の問題に発展する可能性もある。韓国政府は「北朝鮮政府が現代峨山の観光事業独占権を取り消すことは財産権の侵害に当たる」と指摘し、外国人に対する観光事業の実施を停止するよう呼びかけている。



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