2013年3月20日水曜日

■【台湾ブログ】日本で就職!日台のかけ橋になれるよう頑張るぞ


【台湾ブログ】日本で就職!日台のかけ橋になれるよう頑張るぞ
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0320&f=national_0320_034.shtml
2013/03/20(水) 16:59

 日本人男性と結婚し日本に住んでいるという台湾人女性が、就職できた体験談をブログに掲載。日本と台湾のかけ橋的な仕事を担う、有能な人物のようだ。

 2人の子どもを授かり、忙しい主婦生活を送っているというGrania(ハンドルネーム)さんだが、「以前から仕事をしたいと思っていた」とのこと。「家事は大変で本当に忙しい。でも充実はしていても、自分の大切な何かが無くなった気がしていた」そうで、物足りなさを感じていたようだ。だが働きたくても実行できない理由もあり、「まずは日本語力。そして家で子どもの面倒を見てくれる、ベビーシッターを日本で見つけるのは簡単ではない」といったことを挙げている。「昔の日本人女性は結婚すると仕事を辞めて育児に専念したが、現代社会は父親1人の稼ぎでは少々きつい。私の世代は子どもがいても働かなくちゃ!」と意気込むGraniaさんだが、子どもを受け入れてくれる保育園の空きがなく、子どもが小学生になるまで待つようにと友人に言われていたそうだ。

 だが真面目なGraniaさんは、日本語力をつけるために勉強し、2011年の12月に日本語検定2級に合格。就職難で新卒者が内定をもらえるのも難しい日本の現状の中、「外国人の私が仕事に就けるのか……」と不安だったというが、先輩の情報で「工業技術研究院(ITRI)」日本事務所のスタッフ募集を知る。ITRIとは、日本の研究機関や企業・大学などと技術の協力関係を構築する台湾の機関とのことだ。Graniaさんは、日本語教師にアドバイスををもらいながら、3週間かけて履歴書を作り志望動機などをまとめ、面接のチャンスを得たとのこと。

 面接当日、久し振りにスーツを着てハイヒールを履いたというGraniaさんは、「ベビーカーを押さなくてもいい、という状況に開放感を感じた。そして面接しながら、台湾と日本の産業をつなぐ重要なかけ橋になっている事務所であることを知った」と述べている。業務をこなすには日本の税金や台湾の法律、投資環境、日本の中小企業の現状などすべての知識が必要とされ、Graniaさんは「以前の私の仕事に関係している!」と喜んだそうだ。そして「大好きな台湾と日本のために働けたら幸せ。このチャンスを、絶対つかみたい!」と強く思った。

 結果、見ごと採用され子どもの保育所問題も事務所が解決してくれたというGraniaさん。「この4年間、主婦として母親として生活しながら、異国で言語と文化を学べたことに感謝しています。そして日本で働けるチャンスをいただけたことにも、感謝の気持ちでいっぱいです」とブログを締めくくった。仕事と家事・育児の両立で大変な思いをしているだろうGraniaさんだが、仕事にやりがいを感じ日々奮闘しているのではないだろうか。外国人ということで仕事に就けない厳しい現実はあるだろうが、Graniaさんは語学をマスターしようと努力する勤勉さと、故郷・台湾関連の人材募集に応募できる幸運体質を持っていた。真面目なGraniaさんだから得られたチャンスなのかもしれないが、手本になりそうなエピソードだ。



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