2013年3月24日日曜日

■【仏国ブログ】パリのレストラン、酒だると升で日本酒を提供


【仏国ブログ】パリのレストラン、酒だると升で日本酒を提供
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0324&f=national_0324_003.shtml
2013/03/24(日) 09:41

 フランス人が、日本の包丁をはじめとする情報サイト「Chroma France」のブログで、日本の鏡開きが見られるパリのイベントについて紹介した。

 筆者は、鏡開きとは神道に古くから伝わるもので、日本で新年になると行われると紹介。日本酒の入った酒だるを木づちで割って、お祭りの間そのお酒を飲むと説明した。酒だるの中をのぞいた時、お酒が大きな鏡のように見えることから、この名前がついたと付け加えた。

 本来鏡開きとは、正月に神仏にお供えした鏡餅を下げて食べることをいう。祝宴用の酒だるを木づちで割って開けることは「鏡抜き」といわれるようだが、場所によっては鏡開きと呼ぶようである。

 続いて筆者は、この鏡開きは主に道場などで戦いを職とする人たちのために、心身を清め、新たな目標に向けて行われるものだと解説した。

 筆者は、この日本独特の伝統行事である鏡開きが、4月中旬のパリで見られることを紹介した。星付きレストランの有名シェフと、マンダリン オリエンタル パリの日本人の料理人チームがともに、同ホテル内のカメリア レストランにて、日本の食材を取入れた料理を提供するが、客の前で72リットルの純米吟醸が入った酒だるを、木づちで開くということだった。

 さらにここで開かれた酒だるから、日本の特別メニュー(55ユーロ)を注文した客にむけて、升に日本酒をつぐサービスが提供されると伝えた。

 昨今、パリに限らずともフランス全土の星付きレストランでは、日本人シェフが、その料理の腕をふるっていることは有名で、日本の調味料や食材を絶妙のセンスで取入れた和洋折衷のメニューがフランス人に好まれる傾向が強まっているようだ。そこで、日本の料理や文化が、フランス人にとってより好奇心の的となっているのは、自然の流れといえよう。

 「ミシュランガイド2013」では、パリよりも東京のほうが星付きレストランの数が多くなったことが話題に上がった。日本人が料理の腕を磨く目的で美食の街・パリへ留学したり、またフランスで店舗を進出したりする中で、その味は日本人の良さとフランス人の良さ、両方を捉えながら発展を続けているのかもしれない。



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