2013年3月21日木曜日

■中国太陽電池最大手が破産 サンテックパワー、再建探る


中国太陽電池最大手が破産 サンテックパワー、再建探る
http://www.asahi.com/business/update/0321/JJT201303200003.html?ref=com_rnavi_arank
2013年3月21日1時31分

 新華社電によると、中国江蘇省無錫市の中級人民法院(地裁)は20日、太陽電池中国最大手の尚徳太陽能電力(サンテックパワー)の破産手続きを開始することを決定した。過剰供給に伴う市況の悪化や中国製太陽電池パネルに対する米国の反ダンピング(不当廉売)関税導入などを受け、同社の経営は急速に悪化していた。

 同社のキング最高経営責任者(CEO)は声明で、「再建計画は評価作業中だが、顧客には引き続き高品質の製品を供給する」と強調。今後は地元当局主導による再建が図られる見通し。

 同社は、施正栄前会長兼CEOが2001年に創業。06年には施氏が中国の富豪ランキング首位になるなど急成長した。しかし、市況の悪化に伴い、12年3月末の負債は35億7500万ドル(約3400億円)まで増加していた。





■中国 太陽電池大手破産処理へ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130321/k10013340491000.html
3月21日 4時53分

世界的な太陽電池の生産過剰が続くなか、中国の大手太陽電池メーカーで、7年前には日本のメーカーを買収するなど事業を拡大してきた「サンテックパワー」について、現地の裁判所が、破産処理の手続きに入りました。

「サンテックパワー」は、中国東部・江蘇省の無錫などに拠点を置く大手の太陽電池メーカーで、7年前には日本の太陽電池メーカーを買収するなど事業を拡大してきました。
しかし、中国を中心とした世界的な太陽電池の生産過剰を背景に売り上げが急速に減少して資金繰りが行き詰まり、今月18日には日本円でおよそ520億円の転換社債の償還ができなくなったと発表していました。

中国国営の新華社通信などによりますと、無錫市の裁判所は20日、「サンテックパワー」について融資を行っていた金融機関からの申し立てを受け入れて、破産処理の手続きに入りました。
中国の大手企業が、政府の支援などを得られずに破産の手続きに進むのは異例です。
「サンテックパワー」のデイビッド・キングCEO最高経営責任者は声明で、「今後も生産を続け、関係者と緊密に連携しながら、会社を再び成長軌道に戻す必要な手段をとりたい」と述べ再建を目指す考えを示しました。

「サンテックパワー」は、ニューヨーク証券取引所に上場しており、今後ほかの中国企業の財務状況に厳しい目が向けられ、資金調達に影響が及ぶことも予想されています。



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