2011年11月24日木曜日
■【仏国ブログ】日本語の「オタク」はフランスでは肯定的なイメージ
【仏国ブログ】日本語の「オタク」はフランスでは肯定的なイメージ
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1123&f=national_1123_046.shtml
2011/11/23(水) 10:42
それぞれの国で使用されている言語は、その国の文化や考え方などを反映しており、直訳が難しいことがある。ハイテク機器やゲーム、日本に関するブログ「Denshift」では、日本語の「オタク」という単語を紹介している。
フランスでも、「Otaku(オタク)」は、日本文化に興味を持つ人の間ではよく知られている。しかし、フランスでは、日本文化、マンガやアニメに関心を持っている程度でも「オタク」と呼ばれ、否定的なイメージはない。
筆者は、フランスでの「オタク」は広く使われている「Geek(ギーク)」という単語の意味に近いと紹介。「ギーク」はもともと英語で、フランス語では外来語にあたり、機械やコンピューターに傾倒する人を意味する。
その後、フランスでは「ギーク」の意味が徐々に変化し、現在では機械や情報工学などに詳しい人のほか、比較的新しいハイテク製品を所有しているだけでも、自分のことを「ギーク」と呼ぶことがある。
一方、日本国内の「オタク」は、マンガやアニメのファン同士が、「おたく」と呼び合っていたことから派生していると紹介。また、社交性が低い意味も併せ持っているため、現在の日本で「オタク」という言葉が使用されるのは、オタクと呼ばれる人が「オタクだから彼女ができないよ」といった、自虐的な意味合いのほか、オタク以外の人が「奇異な趣味を持つ人物」といった意味にとられていると説明している。
また、筆者は自分のことをヨーロッパで使用される意味での「オタク」だが、日本語の「オタク」ではない、とユーモアを交えて日本国内外でのオタクの違いを強調している。
日本文化への関心の高さから、「オタク」以外にもさまざまな日本語の単語がフランスでも浸透しつつあるが、意味が異なって使われることもあり、注意が必要である様子がうかがえる。
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