2011年11月23日水曜日

■来年の経済は低成長、通産省予想  シンガポール


来年の経済は低成長、通産省予想  シンガポール
http://www.asiax.biz/news/2011/11/23-080300.php
2011年11月23日 08:03

通産省は11月21日、第3四半期の国内総生産(GDP)統計の発表に際し、来年のGDP成長率は1~3%に落ち込むと予想され、工業先進国が景気後退に陥る、あるいは金融危機が再発した場合、さらに厳しい数字が予想されるとの見通しを明らかにした。

第3四半期のGDP成長率は前年同期比6.1%で、速報値(5.9%)を上回った。前期比では年率1.9%の成長になる。しかしオー・フーンフェン事務次官によると、第4四半期GDPは前期比でマイナスが予想される。

来年についてオー次官は「外需は低迷が続く。工業先進国は財政を引き締めており、欧州連合(EU)の銀行は一段の資本増強が必要だ。先行指標からも経済回復の兆しは見えない」と語った。電子機器や卸売りなど、外需に依存する部門の低迷が予想される。

第3四半期実績では、GDPの4分の3を占めるサービス業の生産高は前年同期比3.7%増加した。金融サービス、観光業が好調だった。前期比では0.6%の減少だった。

製造業の生産高は前年同期比14.2%の増加で、前期比では11.7%増加した。薬品生産が主な増加要因。電子機器は依然、振るわず、第4四半期も持ち直しは期待できないという。



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