2011年11月24日木曜日

■沖縄 「2020年 観光900万人に」


沖縄 「2020年 観光900万人に」
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-11-23_26406/
 2011年11月23日 09時18分 

 観光関連事業者でつくる沖縄観光の未来を考える会(新垣安男代表理事)の設立5周年を記念するシンポジウムが22日、那覇市内のホテルで開かれた。東日本大震災の発生を受けて見直した業界の行動計画「アクションプラン2020」を発表。国際化や一国二制度的な観光特区制度の導入を目指すことを柱に2020年の入域観光客数を900万人、観光消費額1兆円を目指すとした。

 国際競争力の強化では、アジア市場の成長や格安航空会社の参入などの環境変化を踏まえ、空路ではアジアから150万人、欧米から50万人の計200万人、クルーズ船など海路でアジア35万人、欧米15万人の計50万人を目標とした。

 達成に向け、道路標識や案内版などの国際標準化や那覇空港のハブ化、LCC誘致などを挙げた。人材育成では年間1000人規模の海外研修を盛り込んだ。このほか、自然環境に配慮した観光客の入域制限や保全ルールづくり、災害やテロなど緊急時の対策強化などを示し、具体的な体制整備の目標を盛り込んだ。

 シンポジウムで講演した沖縄観光コンベンションビューローの安里繁信会長は「沖縄が成長するには観光が唯一の柱だという理解を、県民に広げることが重要だ」と強調。大震災で市場環境が大きく変化する中、「行政に頼るばかりではなく、企業や県民それぞれが行動を起こしていくことが必要だ」と訴えた。



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