2011年11月29日火曜日
■【米国ブログ】日本の鍋「グループのつき合いを大切にする文化」
【米国ブログ】日本の鍋「グループのつき合いを大切にする文化」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1128&f=national_1128_052.shtml
2011/11/28(月) 10:01
米国のブログ「japannau.blogspot」では、日本に留学中の米国人女性が、米国にはない鍋料理についてつづっている。
筆者は、文化を構成する要素のなかで、食物は1つの重要な役割をしていると述べている。調理のされ方や誰と食べるかも文化を知るうえで大切だという。
筆者は、ホストファミリーの家で日本人と食事をした経験から、日本の料理はグループで食べるものが多いことに気付いたという。焼き肉やすき焼き、鍋料理を挙げ、これらの料理は家族や友人グループなど大人数で食べることが一般的だと紹介している。
ほかの日本食で、ラーメンや丼ものは1人で食べるという印象が強く、家族やグループで食べる日本食は、大量の料理を分けて食べるところが、ユニークだと記している。
秋田県の郷土料理「きりたんぽ鍋」を食べた筆者は、多種多様な野菜や鶏肉が入った鍋料理で、きりたんぽと呼ばれる棒状のご飯のような物が入っており、とてもおいしかったと感想を語っている。
鍋は家族の中心に置かれ、皆が会話を楽しみながら、好きな具材を小皿にとって食べることができると好印象を伝えている。ホストファミリーが秋田県出身で、きりたんぽ鍋に親しんでいると聞き、地方色豊かな鍋を食べることで、その土地の文化にも興味がわいたという。
そのほかの家族的な日本食として焼き肉を挙げている。筆者はホストファミリーやその友人らと大勢で焼き肉パーティをしたという。グリルで焼いた肉や野菜を各自が皿にとって食べる方法が、鍋料理同様、米国にはなく新鮮だったようだ。家族で食べるのに適しており、とても楽しめたとつづっている。
家族や特定の親しい人との間で同じ鍋をつついたり、焼き肉をシェアできるのは、グループのつきあいを大切に考える日本文化の良さだと思ったと締めくくっている。(編集担当:田島波留・山口幸治)
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