2011年12月29日木曜日

■阪神高速元日から距離別料金 利用者受け止め冷静


阪神高速元日から距離別料金 利用者受け止め冷静
http://eonet.jp/news/kansai/kobe/article.cgi?id=19355
12月28日 10:22 神戸新聞

 阪神高速道路の通行料金が来年1月1日から、「料金圏」ごとに均一料金を徴収する現制度から、利用距離に応じて加算する「距離料金」に変わる。自動料金収受システム(ETC)を搭載した車が対象で、料金は普通車で500~900円。一部の利用者から値上がりへの苦情はあるが、全体的には様子見ムードが大勢で、冷静な受け止めが多いようだ。

 現行の料金圏は、阪神西線(西宮市以西の兵庫県内)▽阪神東線(尼崎市や大阪府)▽阪神南線(大阪南部)‐で500~700円に設定。しかし、道路網の拡大に伴い、同じ利用距離でも料金が異なるなど不公平感が高まっている上、ETCの普及で料金の計算がしやすくなったため、距離料金に移行する。

 新制度では料金圏をなくし、ETC車で6キロ以下を走ると500円とし、6キロを超えるごとに100円を加算する。24キロを超えると上限900円で変わらない。大型車は普通車の2倍。ETCなし、現金での利用は上限額を払う。阪神西線では、同線のみ6キロを超えて利用した場合、普通車で100円を値引く割引制度などを新設する。

 阪神高速道路会社によると、今回の移行で値上げになる利用者は3割となり、兵庫県内に限ると4割に上る見込み。ただ新制度に関する約7千件の問い合わせの大半は割引制度の問い合わせで、「値上げになる」との苦情は約100件という。年末年始の交通量も例年通りを見込んでいる。

 新制度導入にあたり、値上げの抑制を求めてきた兵庫県トラック協会の太田啓三専務理事は「長距離利用者にはメリットがある半面、料金が高くなる事業者もおり、傾向がつかみづらい。しばらくは様子を見たい」と話している。

 阪神高速お客さまセンターTEL06・6576・1484



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