2011年12月27日火曜日

■中国の牛乳から発がん物質検出、ネットで怒り爆発


中国の牛乳から発がん物質検出、ネットで怒り爆発
http://www.cnn.co.jp/world/30005074.html
2011.12.27 Tue posted at: 17:17 JST

 北京(CNN) 中国の乳製品大手、蒙牛の牛乳から発がん物質が検出されたことが分かり、消費者らがインターネット上で食品業界への怒りを爆発させている。

 検査は中国の監督当局が全国の乳製品を対象に実施。国営新華社通信によると、同社の牛乳から24日、肝がんを引き起こす恐れがある有害物質「アフラトキシン」が検出された。牛の餌が汚染されていたとみられる。

 同社は25日発表の声明で、消費者に「心からの謝罪」を表明。牛乳は検査の間出荷されず倉庫に保管されていたと述べ、問題の牛乳はすべて処分したと説明した。

 中国版ツイッターと呼ばれる「新浪微博」には27日、同社や中国企業全体への不信感を示す書き込みが相次いだ。「輸入品を買っても決して責めないでほしい」「将来子どもが生まれたら、安全な輸入粉ミルクを買うつもり」「蒙牛の製品をすべてボイコットしよう」といった声が上がっている。

 中国では2008年、有害物質のメラミンが混入した粉ミルクで乳幼児少なくとも6人が死亡し、数十万人が腎結石などの健康被害を受けた。この事件では21人が裁判で有罪を言い渡され、主犯格2人の死刑が執行された。今年4月には中国南西部で、メラミンが入ったアイスクリーム用の粉ミルク26トンが押収されている。



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