2011年12月30日金曜日

■岸和田が盛り上がる 花開く「カーネーション」


岸和田が盛り上がる 花開く「カーネーション」
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/111230/wlf11123015010010-n1.htm
2011.12.30 15:00

 大阪府岸和田市を舞台にしたNHKの連続テレビ小説「カーネーション」の放送開始を前にした9月中旬の平日の昼間、中心部にある南海岸和田駅を降りた。実は生まれて初めての訪問だったのだが、駅から続く商店街の人通りは非常に少なく、「寂しい玄関口だな」というのが第一印象だった。

 しかし、これ以降、街の盛り上がりぶりの取材や街のちょっとした有名人のインタビューなどで何度も岸和田を訪れてみて、ドラマの放送をきっかけに街を活性化させたいという市民の思いを感じている。

 市が主導する「岸和田カーネーション推進協議会」が、ドラマのモデルになっているコシノファミリーの「ゆかり地マップ」を作製するなど観光客を受け入れる態勢整備の取り組みを展開しているのは、ある意味当然のことだが、話をした市民から「全国の知人に機会あるたびに『岸和田に来て』とPRしています」「この機会に地元のことを勉強しようと努めていますが、知らないことが多くて反省しています」などの声が聞かれることは、意識の高まりの表れだと思う。

 また、旅行大手のJTBが岸和田の主要スポットを巡る商品の販売を開始。岸和田観光にビジネスとしての魅力を感じていることも明るい材料だ。

 推進協議会のまとめによると、岸和田城やだんじり会館など市内主要スポットの10、11月の入場者は、昨年に比べて大幅に増えているという。

 閑散としていた岸和田駅付近では、観光客の姿が見られるようになってきた。人通りが驚くほど増えたわけではないが、少なくとも関係者の口からよく聞かれる「岸和田にはだんじり祭以外にも魅力がたくさんある」というイメージは、浸透を始めているようだ。今後も注目していきたい。

「カーネーション」にからむ岸和田市内の動き

 ドラマを通じて岸和田市を広くPRしようと、市や岸和田商工会議所、市観光振興協会、市町会連合会など各種団体で「岸和田カーネーション推進協議会」を結成。「コシノファミリーゆかり地マップ」の作製や、岸和田の各種グッズを扱うオフィシャルショップ「和撫子」の出店、「協議会通信」の発行など、さまざまな取り組みを展開している。また「コシノ洋装店」があった建物は「コシノギャラリー」として再オープンしている。



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