2011年12月22日木曜日

■ブルージェイズがなんとしてもダルビッシュを獲りたい背景…米事情通



ブルージェイズがなんとしてもダルビッシュを獲りたい背景…米事情通
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1220&f=national_1220_086.shtml
2011/12/20(火) 11:44  サーチナ
  
 ダルビッシュの落札球団は日本時間21日午前7時に明らかになる予定だ。今のところブルージェイズ、ヤンキース、レッドソックス、カブスなどの名前が挙がっているが、米マスコミの間ではブルージェイズが最も有力という報道が中心だ。

 19日付けのFOXSPORTSが、ブルージェイズの経済事情と戦略を分析し、ダルビッシュ獲得の利点について述べている。

 ブルージェイズはMLBでカナダに本拠地を持つ唯一の球団。人気と実力ともトップクラスのヤンキース、レッドソックスと同じアメリカンリーグ東地区に属する。1992、1993年と連続してワールドチャンピオンに輝くがその後は低迷。18年間プレーオフには出場できていない。現在では東地区では3.4番目というのが定位置だ。

 低迷球団であるブルージェイズがダルビッシュ獲得を目指すのはなぜか? 「ブルージェイズはダルビッシュへの賭けで勝利を記録したい」と題された記事で、オーナーであるロジャー・コミュニケーションズの戦略が語られている。

 ロジャー・コミュニケーションズはカナダの大手通信会社だ。今までのMLBのオーナーとは全く違ったタイプのオーナーだと記事は語る。2000年にブルージェイズを買収し、その後スタジアムも買い取りロジャー・スタジアムと命名。携帯電話ではカナダ国内最多の加入者数を誇り、特にカナダ英語圏では独占状態だ。

 またケーブルテレビ、ケーブルネットワークでもカナダ最大。ブロードバンドに多大な力を持つロジャー・コミュニケーションズはその通信網にブルージェイズを載せるだけでオートマチックにスター選手を作り上げる環境を持っている事になる。

 またブルージェイズの人気が上がれば広告収入は増え、広告収入が増えればブルージェイズは強くなるという理想的なスポーツとメディアの融合スタイルを築くことができると記事は語る。このシステムが成功すれば、遅かれ早かれブルージェイズがヤンキースを打ち負かす日が来るだろうと予言している。

 なにしろ、ブルージェイズは人気球団のいる東地区に所属している。ヤンキース戦、レッドソックス戦をドル箱にできる環境はそろっているわけだ。

 記事は松坂大輔を例にあげ、「彼は現在こそ失望の的となっているが、入団当初はレッドソックスの新しい市場を開拓することができた」とし、ダルビッシュはあらゆる点で松坂より優れ、彼をブルージェイズが獲得できれば多大な市場の開拓になるだろうと付け加えている。だからこそロジャー・コミュニケーションズはダルビッシュ獲得に多額の資金を用意しているというわけだ。

 落札金額は史上最高という報道もなされる中、実際の入団まではまだまだ道のりは長い。その第一歩は日本時間21日午前7時に発表される。どこの球団が落札しているのだろうか?



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