■白馬で観光客満足度調査へ

白馬で観光客満足度調査へ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20111216-OYT8T00018.htm
2011年12月16日  読売新聞

　白馬村観光局は２０日から、村内のスキー場や宿泊施設を訪れた観光客から満足度を聞くアンケートを実施する。満足度を数値化し、データベースとして集計する初めての試みで、施設ごとのサービス向上や観光局の施策に反映していく狙い。

　調査は、六つのスキー場と、観光局の会員になっているホテルや旅館、民宿、ペンション、ロッジなど計４１５施設に協力を求め、賛同する施設を来年３月２０日までに訪れた観光客が対象。携帯電話から専用サイトに接続し、▽広告の内容▽交通の便▽施設の快適さ▽料理や接客サービス――などに関する質問に答えてもらう。所要時間は３分程度で、回答者から抽選で２００人に来季のリフト１日券を贈る。

　観光局は、各施設で５０サンプル以上の回収を目指し、来年４月上旬に集計する予定。回答をもとに、施設ごとに「顧客期待」（事前の印象や予想）、「知覚価値」（コストパフォーマンス）、「ロイヤルティー」（再利用の意思）など六つの指標で診断し、村全体の平均値や施設タイプ別の平均値なども割り出す。観光局の篠崎孔一局長は「観光戦略のベースになるもので、今まで実施していなかったことが問題だ。これをスタートラインとして、施策に反映していく足掛かりにしたい」と話している。