2012年3月14日水曜日

■龍馬脱藩から150年



龍馬脱藩から150年
http://mytown.asahi.com/kochi/news.php?k_id=40000001203080003
2012年03月08日

 今年は坂本龍馬が土佐を脱藩してから150年になる。龍馬の志を感じようと、月末に各地でイベントがある。

 県立坂本龍馬記念館によると、龍馬は旧暦の1862年3月24日、現在の高知市上町1丁目にあった坂本家を出発したといわれる。25日夜までに梼原町に入ったという。龍馬と共に行動した土佐の志士、沢村惣之丞(そう・の・じょう)の覚書には、26日に愛媛県境の韮(にら)ケ峠を越えて脱藩したと記される。しかし、ほかのルートの記録も残り、実際の道は明らかになっていない。

 県などは24~26日、龍馬が歩いたとされるルートを散策する「龍馬飛騰ウオーク」を催す。

 各日5~12キロのコースが設定され、24日は高知市内の約6キロ。この日のゴール、同市神田の和霊(わ・れい)神社は坂本家ゆかりの神社で、龍馬が脱藩へ出発の前に立ち寄ったという言い伝えがある。26日の梼原町の11キロのコースでは、龍馬が休んだと言い伝えのある茶や谷の茶堂を通り、脱藩の地・韮ケ峠まで歩く。

 韮ケ峠では26日午後1時40分、脱藩150年を記念して、龍馬が読んだ歌碑の除幕式がある。地元有志でつくる梼原龍馬会が主催。碑には「又あふと 思ふ心を しるべにて 道なき世にも 出づる旅かな」という1864年に龍馬が京都から江戸へ向かう前に詠んだとされる歌が刻まれる。

 梼原龍馬会の西村義幸会長(46)は「韮ケ峠は『土佐の龍馬』が『日本の龍馬』になる出発地。参加する人には龍馬に見習って、自分を変えようとする目標を持ってほしい」と話した。

 和霊神社では24日午前10時から、第28回龍馬脱藩祭。和太鼓やよさこい鳴子踊り、屋台が出る。午後1時から龍馬の出発シーンを近くの小学生たちが再現。はかまを着てたいまつを持ち、約200段の階段を下る。脱藩150年の今年は、シーンの様子を階段下の駐車場に設置するテレビで中継する予定。

 龍馬飛騰ウオークは、24日無料、25日(佐川町~津野町)、26日は3千円(当日申し込み3500円)。県ウオーキング協会(088・879・5500)へ。

 歌碑の除幕式の参加希望者は、梼原龍馬会(0889・67・0810)へ。(滝沢卓)




0 件のコメント:

コメントを投稿