野田首相、観光の重要性に言及
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観光行政 第2654号《2012年4月28日(土)発行》
17日夕、グランドプリンスホテル新高輪で開かれたWTTCグローバルサミット開会式に出席した野田佳彦首相は、主に次のように発言した。
東日本大震災から1年余が経った。大きな被害を受けた東北地方の太平洋沿岸は世界各地からの温かい支援もあり、再生に向けた歩みを力強く進めている。昨日(16日)東北を訪問された方々は復興の確かな息吹を感じ取っていただけたのではないか。
日本には四季折々に楽しめる素晴らしい観光資源がたくさんある。日本への観光促進はまだまだ開拓されなければならない可能性の1つであり、観光は日本にとってまさにフロンティアである。
皆さんは、ビジネスや国際会議はもちろん、観光においてもわが国が安全で快適な訪問地であることを十分に理解されていると思う。今回の訪問を機に、こうした日本の魅力やその安全、快適な現状について、とりわけ東北地方の優れた観光資源を、皆さんの国で広く伝えていただきたい。世界中の、ひとりでも多くの人に日本、被災地・東北に来ていただけることを願ってやまない。
私は観光の持っている力を信じている。観光は新たな出会いと季節の歓びをもたらし、地域を勇気づけ経済を活性化させる。そして、観光は国境を越えて人々の信頼関係を育むことにつながる。
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