結婚費用:挙式・新婚旅行・新居…7年で2倍に
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2012/06/25 14:49 朝鮮日報
両家合わせた結婚費用、全国平均2億ウォン上回る
13年間で新居準備費用3倍、挙式費用4倍に
韓国で、結婚に関する費用の平均が初めて2億ウォン(約1500万円)を超えた。
本紙が結婚情報会社「ソンウ」に依頼し、この1年以内に結婚した全国の新婚夫婦310組について調査したところ、挙式・新居準備・結納・ブライダル用品・新婚旅行などに掛かる費用は平均2億808万ウォン(約1550万円)だったことが分かった。前回2009年に調査したときの結婚費用は1億7542万ウォン(約1300万円)だったため、3年で3000万ウォン(約240万円)近くも上がったことになる。
同社は、1999年から2-3年ごとに結婚費用を調査している。本紙取材チームが結婚費用の変化を追跡したところ、若い世代には到底手に負えない速さで高騰していることが分かった。
1997年のアジア通貨危機以降、13年間で20-30代の平均勤労所得は2倍になったが、結婚費用は3倍に跳ね上がった。99年の結婚費用は7630万ウォン(約567万円)だったが、2012年は2億808万ウォンとなっている。05年と比べても、7年で2倍近く増えたことになる。
結局、その足りない分を埋めるのは新郎新婦の親の財産ということになる。西江大学社会学科のチョン・サンジン教授は「結婚する当人同士では解決できないため、皆カンガルーのように親を頼るケースが増えている」と話した。現実的な必要性、よく見せたいという気持ち…親の愛情と子供の欲がピタリと一致したということだ。
結婚費用は4-5年周期で一気に数千万ウォン(1000万ウォン=約74万円)ずつ跳ね上がる傾向がある。01年までは1億ウォン(約740万円)未満だったが、03年に突然1億3498万ウォン(約1000万円)となり、07年に再び1億7245万ウォン(約1280万円)に跳ね上がった。今年また急激に上がり、史上初の2億ウォン台に突入した。
このように結婚費用が跳ね上がるときは、常にその前に不動産価格の高騰があった。住宅価格がまず上がり、その翌年に間違いなく結婚費用が高騰している。
これに加え「結婚は1回なのだから、人並みにきちんとやりたい」という韓国人特有の心理も働いている。新居の準備費用が4262万ウォン(約320万円)から1億4219万ウォン(約1060万円)と3倍になると、結婚式の費用も457万ウォン(約34万円)から1722万ウォン(約130万円)へと4倍に増えている。
調査結果をまとめた「ソンウ」付設の韓国結婚文化研究所ユ・ソンリョル所長(白石大学教授)は「上流層は豪華な結婚式で富や力をアピールしようとするし、中産層はそれに倣おうと大切な老後資金を使ってしまう」と話す。結果的には親も子も苦しくなるため、結婚する若者の数が毎年減ることになる。
99年には36万組が結婚したが、2010年は32万組にとどまった。
金秀恵(キム・スへ)記者 , ソク・ナムジュン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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