2012年6月26日火曜日

■結婚費用:借金してまで豪華挙式、そのワケは?


結婚費用:借金してまで豪華挙式、そのワケは?
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/06/25/2012062501456.html
2012/06/25 14:50 朝鮮日報

 「就職したばかりなので正直言って貯金が全然なかったんです。父は普通の会社員で、母は専業主婦ですが、一度きりの結婚だから人並みにカッコつけたくて…」

 政府傘下機関の職員チェ・ガンソンさん(30)=仮名=は昨年5月、ソウル市江南区の結婚式場で、1日で5000万ウォン(約370万円)も掛かる結婚式を挙げたが、その理由についてこう語った。

 チェさんの年収は3500万ウォン(約260万円)。新婦は旅行会社の社員だ。二人は江南の結婚式場の中でも高級といわれるDウエディングホールを選んだ。招待客を西洋料理のコースとワインでもてなし、人気お笑いタレントに司会を頼んだ。年収を上回る大金を1日で使ってしまったが、その資金はチェさんの父親が融資を受けて工面したものだ。

 チェさんは「正直なところ、できればホテルで式を挙げたかった」と話した。チェさんの母親が「伝貰(チョンセ=高額の保証金を預ければ、その運用益で家賃負担が不要となる韓国独特の賃貸制度)の保証金1億8000万ウォン(約1340万円)で家を借りたため家計が苦しい」と言うので、Dウエディングホールに「格下げ」したという。

 式には招待客700人が集まり、ごった返した。そのうち500人はチェさん夫妻の知らない人たちだった。チェさんは両親に「映画のように親しい人だけ呼びたい」と言ったが、両親は「今までどれだけカネを掛けたと思っているんだ。ご祝儀でももらわないとやっていけない」と話したという。

キム・ヒョジョン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版



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