<中華ボイス>国は発展しても、国民の多くは幸せになれない中国―経済学者
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2012年6月26日 6時16分 チャイナレコード
ここ数年世界経済を牽引してきたといっても過言ではないほどに経済成長を果たした中国。しかし国が豊かになり生活環境が改善されているなかでも、中国人の僅か12%しか幸福と感じておらず、生活が厳しいと感じている人は実に71%に上ると米調査会社が明らかにしている。このように経済発展著しい中国だが貧困層や不動産の高騰、出稼ぎ労働者の処遇など、解決すべき課題はまだまだ山のようにある。
2012年6月23日、中国の著名経済学者・韓志国(ハン・ジーグオ)氏は中国の現状について、「中国は裕福だが、多くの中国人は依然貧しい。外貨準備高世界一を誇っていても、貧富の格差は世界で最も酷く、未だに1億5000万人の人たちが貧困にあえぎ、2億3000万人の出稼ぎ労働者は医療の保障すらない」と自身のマイクロブログに意見を掲載した。
さらに、「確かに中国のGDPは世界第2位にまで成長したが、1人当たりのGDPは先進国の10分の1にも満たない。それでも公費の支出は世界で最も多く、税による苦痛指数が世界ワースト2位になるほど人民に負担がのしかかっている。世界一の国有資産を保有しながらも、国民は少しの恩恵も受けられず、都市部に次々と建設されるマンションは、庶民の手が届くものではない」と述べた。
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