■大規模障害のファーストサーバ、「データ復旧は不可能」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1206/24/news004.html
ファーストサーバの大規模障害で、同社は共有サーバとクラウドサーバについて「データ復旧を行うことは不可能」と発表。顧客が持っているバックアップデータで再構築するよう求めている。
ヤフー子会社でレンタルサーバを手がけるファーストサーバの大規模障害で、同社は6月23日、共有サーバサービスとクラウドサーバサービスについて「データ復旧を行うことは不可能と判断した」と発表した。専用サーバサービスも短期間でのデータ復旧は不可能とし、仮に復旧できたとしても部分的にとどまるという。
データ復旧を断念したのは共有サーバ「ビズ」「ビズ2」と、EC向けクラウドサービスの「EC-CUBEクラウドサーバ マネージドクラウド」。「弊社ならびに外部専門業者を交え、データ復旧を試み続けて参りました。しかしながら、極めて遺憾ではございますが、データ復旧を行うことは不可能と判断いたしました」という。再構築は顧客が持っているバックアップデータで行うよう求めている。
専用サーバ「エントリービズ」「エンタープライズ3」についても「短期間でのデータ復旧は不可能」として顧客のバックアップデータで再構築を行うよう要請。復旧できたとして部分的なものにとどまる上、復旧期間は数カ月以上必要という。
今後サービス約款に従って損害賠償を行うが、時期や手続き、方法などは検討中という。同社のレンタルサーバサービス約款では「本サービスが本質的に情報の喪失、改変、破壊などの危険が内在するインターネット通信網を介したサービスであることを理解した上で」顧客が自らの責任でデータバックアップを行うものとし、顧客がバックアップしなかったことによる損害について同社は何ら責任を負わないとしている(16条)。
障害は20日午後5時以降に発生。大阪市の水族館「海遊館」や小林製薬の製品情報サイトなど多数のWebサイトがダウンし、サイト上にアップロードされたデータやメールデータが消失した。影響した顧客数は約5000に上る。原因は「メンテナンス作業において用いる特定の管理プログラムのバグ」という。
■ファーストサーバ、大規模障害での顧客データ復旧を断念
詳細未定なものの損害賠償についても言及
http://ascii.jp/elem/000/000/704/704752/
2012年06月25日 06時00分 文:TECH.ASCII.jp
6月23日、ファーストサーバは6月20日に発生した大規模障害に関して、共用サーバーおよびVPSサービスにおいて「データ復旧は不可能と判断した」と発表した。専用サーバーサービスにおいても要望があれば行なうが、復旧の可能性は低いという見通しを明らかにした。
同社では障害発生後、サーバーを初期化することで、サービス自体の再開を進めてきた。しかし、Webやメールなど損失したデータに関しては、当初から復旧は保証できる状態になく、ユーザー自身で取得したバックアップを初期化したサーバーにリカバリすることを推奨してきた。そして、今回の発表で顧客データの復旧は事実上、断念したことになる。
6/20に発生した大規模障害に関するお詫びとお知らせ。情報提供は定期的に行なわれるという
障害対象となるサービスは、共用サーバーのビズ/ビズ2、専用サーバーサービスのエントリービズ/エンタープライズ3、VPSサービスのEC-CUBEクラウドサーバ マネージドクラウドで、契約顧客数は5698件と発表された。なお、障害対象以外のサービスは約4万5000件ということで、ファーストサーバの顧客のうち、1/10がデータ損失の被害にあったことになる。
あわせてサービス約款に従う損害賠償を行なう旨も発表された。時期、手続、方法等については現在検討しているとのこと。なお、約款においては、他のレンタルサーバー事業者と同じく、バックアップはエンドユーザーが行なうものと定められており、またバックアップの不備に対するデータ消失に関する保証もない。
なお24日19時30分の更新では、専用サーバーサービスのエンタープライズ3・シリーズにおいては、データ復旧作業に伴う「現バックアップディスク」の保全のため、新たなバックアップディスクへの換装作業を実施することが発表されている。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1206/24/news004.html
ファーストサーバの大規模障害で、同社は共有サーバとクラウドサーバについて「データ復旧を行うことは不可能」と発表。顧客が持っているバックアップデータで再構築するよう求めている。
ヤフー子会社でレンタルサーバを手がけるファーストサーバの大規模障害で、同社は6月23日、共有サーバサービスとクラウドサーバサービスについて「データ復旧を行うことは不可能と判断した」と発表した。専用サーバサービスも短期間でのデータ復旧は不可能とし、仮に復旧できたとしても部分的にとどまるという。
データ復旧を断念したのは共有サーバ「ビズ」「ビズ2」と、EC向けクラウドサービスの「EC-CUBEクラウドサーバ マネージドクラウド」。「弊社ならびに外部専門業者を交え、データ復旧を試み続けて参りました。しかしながら、極めて遺憾ではございますが、データ復旧を行うことは不可能と判断いたしました」という。再構築は顧客が持っているバックアップデータで行うよう求めている。
専用サーバ「エントリービズ」「エンタープライズ3」についても「短期間でのデータ復旧は不可能」として顧客のバックアップデータで再構築を行うよう要請。復旧できたとして部分的なものにとどまる上、復旧期間は数カ月以上必要という。
今後サービス約款に従って損害賠償を行うが、時期や手続き、方法などは検討中という。同社のレンタルサーバサービス約款では「本サービスが本質的に情報の喪失、改変、破壊などの危険が内在するインターネット通信網を介したサービスであることを理解した上で」顧客が自らの責任でデータバックアップを行うものとし、顧客がバックアップしなかったことによる損害について同社は何ら責任を負わないとしている(16条)。
障害は20日午後5時以降に発生。大阪市の水族館「海遊館」や小林製薬の製品情報サイトなど多数のWebサイトがダウンし、サイト上にアップロードされたデータやメールデータが消失した。影響した顧客数は約5000に上る。原因は「メンテナンス作業において用いる特定の管理プログラムのバグ」という。
■ファーストサーバ、大規模障害での顧客データ復旧を断念
詳細未定なものの損害賠償についても言及
http://ascii.jp/elem/000/000/704/704752/
2012年06月25日 06時00分 文:TECH.ASCII.jp
6月23日、ファーストサーバは6月20日に発生した大規模障害に関して、共用サーバーおよびVPSサービスにおいて「データ復旧は不可能と判断した」と発表した。専用サーバーサービスにおいても要望があれば行なうが、復旧の可能性は低いという見通しを明らかにした。
同社では障害発生後、サーバーを初期化することで、サービス自体の再開を進めてきた。しかし、Webやメールなど損失したデータに関しては、当初から復旧は保証できる状態になく、ユーザー自身で取得したバックアップを初期化したサーバーにリカバリすることを推奨してきた。そして、今回の発表で顧客データの復旧は事実上、断念したことになる。
6/20に発生した大規模障害に関するお詫びとお知らせ。情報提供は定期的に行なわれるという
障害対象となるサービスは、共用サーバーのビズ/ビズ2、専用サーバーサービスのエントリービズ/エンタープライズ3、VPSサービスのEC-CUBEクラウドサーバ マネージドクラウドで、契約顧客数は5698件と発表された。なお、障害対象以外のサービスは約4万5000件ということで、ファーストサーバの顧客のうち、1/10がデータ損失の被害にあったことになる。
あわせてサービス約款に従う損害賠償を行なう旨も発表された。時期、手続、方法等については現在検討しているとのこと。なお、約款においては、他のレンタルサーバー事業者と同じく、バックアップはエンドユーザーが行なうものと定められており、またバックアップの不備に対するデータ消失に関する保証もない。
なお24日19時30分の更新では、専用サーバーサービスのエンタープライズ3・シリーズにおいては、データ復旧作業に伴う「現バックアップディスク」の保全のため、新たなバックアップディスクへの換装作業を実施することが発表されている。
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