2012年6月28日木曜日

■【コラム】 【独女通信】このまま独女でいるなら家はどうする? 独女たちの住宅事情


【コラム】 【独女通信】このまま独女でいるなら家はどうする? 独女たちの住宅事情
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0628&f=column_0628_098.shtml
2012/06/28(木) 15:08

 転職もせず引っ越しもせず、都内でのひとり暮らし歴12年になった久美さん(35歳)、実家の母から結婚の催促がなくなり、付き合っていた彼もいなくなったけど貯金と年収は増えた。今よりもう少し広いマンションに移りたいと物件を探し始めたところ、設備もセキュリティも格上で、月々支払うローンが今の家賃より安い分譲マンションが見つかった。

 ローンを組めば定年まで働くことになる。もし病気になったら? もし結婚をすることになったら? 自分のライフスタイルが定まらないままマンションを買ってもいいのだろうか? 久美さんは今、マンションを買うことを迷っている。

 「マンションを買うといったら実家の母に泣かれた」という奈々さん(42歳・会社員)がマンションを買ったのは今から7年前、久美さんと同じく35歳の時だ。
「どうやら一生独身宣言をされたと思われた思ったみたいです。それでも頭金は母が貯金をくずして出してくれました」

 物件は1LDKで2000万円代、場所は品川。

 「友達にも勇気があると言われましたけど、たまたま不動産業の友人が資産価値の高い物件を勧めてくれて、将来住み替えも考慮に入れて買ったんです。ずっと家賃を払い続けることを思えば、財産もできたし、このまま独身でも将来への不安は減りました」
頭金を多く払ったせいかローンもそれまでの家賃より安い。何より家に居るのが楽しくて。この部屋って思える自分が納得できる物件に出会えるのは滅多にないと思うから今の暮らしは快適とのこと。

 リクルートの不動産・住宅サイトSUUMO(スーモ)の「家を買った1700人の価格・ローン・頭金レポート」によると、頭金なしという人も多いが、毎月、無理のない返済額で購入できる物件を選んでいるのが年収400万円未満の層。中古物件を購入している割合も高く、新築にこだわらずに選択肢を広げれば、年収400万円未満でも住宅が十分購入できることが分かる。親からの援助を受けている人も多いが、父母や祖父母からの贈与にかかる税金が1000万円まで非課税(平成23年12月31日まで)であるため、親からの援助で購入予定の人は今がチャンスかも。

 それに最近では、女性向けの住宅ローンがどんどん増えている。出産・育児・介護により仕事を長期休暇する場合、最大1年間の「元金据置」が可能というものや、グルメ、エステなどの優待サービス、家事代行、育児、介護などのサービスを利用できる特典など、女性向けのサービスまで打ち出している。

 今や、独身女性が家を買う=生涯独身という時代ではない。都会で何十年も家賃を使うとかなりの金額を使うわけで、購入という選択肢はありだと思う。とはいえ「ローンの他に毎月管理費や修繕費、固定資産税もかかるし、以前の賃貸の時の方が生活は楽だった気がします。頭金で貯金はなくなったし、こんなことなら頭金で何か資産運用をすればよかった」という、マンションを買ったことを後悔している声もある。売りたくても住み替えとなると購入時より確実に価値は下がる。

 そこで資産価値が下がらないマンションを不動産業者に聞くと、
1.立地(エリアと最寄り駅からの距離)
2.管理体制
3.売主と施工会社のブランド力
こういう選び方がポイントだそうだ。

 では独女が一軒家を購入するのはどうだろうか?
「実家は持ち家ですけど、庭の手入れは負担だし、家のメンテナンスにもお金がかかると母がいつもこぼしていました」と前述の奈々さん。奈々さんの母は老後ひとりになったら家を売ってマンショを購入し、老後はマンションライフを楽しむ計画をたてている。

 「私も将来ひとりなら今のマンションを売って、母が購入したマンションで母と一緒に暮らすことになりそうです」
老後はマンションで。できれば賃貸ではなく分譲で。独女だけでなく既婚女性も望んでいるようだ。
分譲か賃貸かで迷っていた久美さんだが、思いがけず元彼と再会。再び付き合いが始まった今、彼と2人でローンを返済するマンションも視野に入れて、マンション選びを始めているとのこと。まさに人生の転換期が訪れているようだ。



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